グッドライフカンパニーとWealthParkが事業提携、海外投資家向け不動産販売を強化
株式会社グッドライフカンパニー(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:高村 隼人、証券コード:2970)と、WealthPark株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:川田 隆太)の子会社であるWealthPark RealEstate Technologies株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:闞 春禕)は、海外投資家向けの不動産販売および管理強化に向けて事業提携することを発表した。
グッドライフカンパニーは、投資用新築一棟賃貸マンションの企画・開発から賃貸仲介・管理までワンストップで提供する不動産投資会社。同社が展開する自社ブランド「LIBTH」は、福岡、熊本、沖縄エリアで157棟の開発実績を持つ。
近年、日本の不動産市場は価格の安定性や急速な円安を背景に海外投資家からの注目を集めている。特に、グッドライフカンパニーが拠点とする九州エリアは、台湾積体電路製造(TSMC)の工場建設発表以降、活況を見せている。
グッドライフカンパニーは成長戦略として、海外投資家の取り込みによる販路拡大を目指していた。しかし、海外投資家とのネットワーク構築や言語対応が課題となっていた。
一方、WealthPark RealEstate Technologiesは、不動産投資家向け資産運用アプリや不動産管理会社向けDXサービスなどを提供するWealthParkの子会社。同社は、グループの強みであるテクノロジーやモバイルアプリケーションを活用し、海外投資家向けに不動産を中心とする資産運用サービスを提供している。長年インバウンド投資家向け事業に特化してきた同社は、中華圏に独自のネットワークを築き、社員の半数以上が外国籍という強みを持つ。
今回の事業提携により、グッドライフカンパニーはWealthPark RealEstate Technologiesのネットワークや言語対応力を活用し、海外投資家向けの販売・管理体制を強化する。
事業提携の第一弾として、熊本県菊池郡大津町の物件について台湾の半導体関連企業が出資する法人との売買契約が締結された。
今後両社は、今回の提携にとどまらず、様々な協業を視野に入れたパートナーシップを強化していくとしている。
今後の展開
グッドライフカンパニーは、WealthPark RealEstate Technologiesとの事業提携により、海外投資家のニーズに対応する体制が整い、販路拡大が加速すると期待している。
WealthPark RealEstate Technologiesは、TSMCの熊本進出に伴い、台湾に現地法人を持つ同社では九州エリアに関する問い合わせが急増している。今回の事業提携により、より多様で強力なソリューションを投資家に提供できるようになると考えている。
両社は、今回の事業提携を機に、海外投資家による九州への投資を積極的に取り込んでいく方針だ。