台湾のデジタル大臣オードリー・タン氏が登場
2025年、虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催される国際会議「Tech for Impact Summit 2025」において、台湾の初代デジタル大臣であり、デジタル民主主義の先駆者として知られるオードリー・タン氏が登壇します。このカンファレンスは、アジアで最大規模を誇り、テクノロジーを通じて社会課題の解決を目指す活動を推進しています。
ライト・ライブリフッド賞受賞
タン氏は、社会的な課題に対する実践的な解決策を示した功績から、2025年のライト・ライブリフッド賞を受賞しました。この賞は人権や環境、平和など幅広い分野で世界が直面する課題に取り組む人々に贈られ、「もう一つのノーベル賞」とも呼ばれています。
オードリー・タン氏の背景
シリコンバレーでのキャリアを経て、タン氏は市民ハッカーとして台湾のオープンソース・ムーブメント「g0v」に参加しました。2014年には「ひまわり学生運動」において、テクノロジーを通じて市民と議員との対話を可能にし、社会の信頼を構築しました。その後、デジタル大臣に就任し、「ブロードバンドは人権である」と宣言し、コロナ禍ではオープンデータを用いた「マスクマップ」を市民と共同開発。これにより台湾のデジタル民主主義のモデルが形成されました。
タン氏は、AIやデジタル技術を使って異なる意見を持つ人々が共通点を見出すことができる方法「プルーラリティ(多元性)」というビジョンを広めています。この手法は、協働のエネルギーを生み出し、社会的な分断を解消するための重要なアプローチとして注目されています。
サミットのテーマと役割
本サミットのテーマは「Beyond Boundaries: Building 2050 Together(境界を超えて、共に築く2050)」であり、タン氏の活動はこの目標としっかりと一致しています。タン氏はパネルディスカッション「プルーラリティ:協働テクノロジーが民主主義をどう変革するか」に参加し、分散型技術がもたらす未来のガバナンスについて議論します。これは、日本の起業家や投資家にとって重要な示唆を与えることでしょう。
開催概要
- - 日時: 2025年10月7日(火)9:00〜18:30
- - 場所: 虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区)
- - 使用言語: 日本語・英語(全セッション日英同時通訳付き)
- - 主な登壇者: オードリー・タン氏、チャールズ・ホスキンソン氏、キャシー松井氏、渋澤健氏など
- - 公式サイト: Tech for Impact Summit 2025
参加申し込みも公式サイトにて受け付け中で、特別な招待コード「PR1000」を利用することで、チケット料金が1,000円割引となります。また、学生やシニア向けのパスも無料で入手可能です。
ボランティアの募集
本サミットを支えるボランティアスタッフも募集中です。社会課題解決や新技術に興味のある方々の参画をお待ちしております。全ての参加者が安心して過ごせる環境を実現するための取り組みも行います。ボランティア応募は、
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