ロボットメンテナンスの新時代
2021-11-09 13:00:08

産業用ロボットのメンテナンスを支援する新システムの誕生

産業用ロボットのメンテナンスを支える新システム



近年、産業用ロボットの普及が進む中、労働安全の観点からもそのメンテナンスが求められています。今回は、株式会社コスモ技研が開発した「ロボットトータルケアシステム」についてご紹介します。このシステムは、企業が産業用ロボットを安全かつ効率的に運用できるよう、新たなメンテナンスの方法を提供しています。

メンテナンス義務を果たす重要性



労働安全衛生法により、企業は産業用ロボットのメンテナンスを行うことが義務付けられています。この法律では、定期点検の実施が強調されており、怠った場合には罰則が科せられる可能性があります。しかし、現在ではメンテナンスを徹底する企業が少ないのが現状です。そうした中、ロボットの整備不良は、ライン停止などの大きなトラブルを引き起こす可能性が懸念されています。

コスモ技研の取り組み



コスモ技研では、30名の社員のうち20名が兼務で保守点検を行う体制を整えています。その結果、メンテナンス業務を自社内で完結できるようになりました。さらに、新たに開発されたシステムでは、顧客に納入したロボットの稼働時間や点検保守履歴を管理し、次の点検時期を予測してお知らせする機能を提供しています。これは、顧客が定期的にメンテナンスを行う意識の向上にも寄与します。

ケアシステムの利点



1. 適正な管理が可能になる



このケアシステムを利用することで、ユーザーはロボットの適正な管理を受けることができます。具体的には、適正なタイミングで点検項目を通知されるため、適切なタイミングでメンテナンスが行えます。

2. 安定稼働を支援



このシステムを導入することで、設備が安定して稼働し続けることが期待できます。適切なメンテナンスは、正常稼働を維持し、さらには納入設備の「見える化」にも貢献します。これによって、企業は自身の設備について正確な把握が可能となります。

3. トラブルの未然防止



メンテナンスの適切な実施は、トラブルの発生を未然に防ぐ効果もあります。これにより、クレームが少なくなり、顧客のブランドを維持するお手伝いができます。

4. 安心・安全な運用



コスモ技研は、ユーザーの負担を軽減しつつ、安心安全なロボット運用を支援します。ユーザーは自身の設備の管理が可視化され、安心して利用できる環境が整います。

コスモ技研について



コスモ技研は、AIやIoTを駆使し、多様な産業分野での無人化システムを提供しているFAエンジニアリング会社です。顧客のニーズに応じたオリジナルシステムの提案を行い、顧客満足度を最優先に考えています。直近の売上高は約30億円で、顧客のリピート率は97.8%と、業界内での競争力を持っています。

会社概要


  • - 社名: 株式会社コスモ技研
  • - 所在地: 愛知県小牧市入鹿出新田285
  • - 設立: 1999年11月9日
  • - 代表者: 代表取締役社長 松下貴志
  • - URL: コスモ技研公式サイト
  • - 事業内容: 無人化FAシステムの設計・提案

この新しいシステムは、産業用ロボットのメンテナンスにおける新たな現状を切り開き、より多くの企業が安全で効率的なロボット運用を実現する助けとなるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社コスモ技研
住所
愛知県小牧市入鹿出新田285
電話番号
0568-71-6571

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