IoTメディアサーバー登場
2021-12-08 11:03:46
Japan's New IoT Media Server Revolutionizes Real-Time Communication in Various Fields
日本における超低遅延IoTメディアサーバーの登場
近年、IoT(モノのインターネット)技術の進展はめざましく、さまざまなデバイスがリアルタイムにデータをやり取りしています。しかし、IoTデバイスが持つハードウェアの制約から、映像通信の遅延が避けられない場合が多かったのが実情です。そこで、低遅延の双方向映像通信技術に特化したメディアサーバーの開発が求められていました。この度、株式会社R2が日本市場に向けて発表したIoT向けの超低遅延メディアサーバーが、その課題を解決に導くものとなっています。
R2の革新的なサーバー技術
R2が新しく提供する『Spider』と『Moth』は、それぞれ異なる特性を持つ双方向映像通信サーバーです。『Spider』は、500ms以内の遅延を実現し、ロボットのコントロールをサポートします。一方、『Moth』は、より高品質の映像を100ms以内で通信することを可能にしており、双方ともにRaspberry Pi 3やESP32などのハードウェアを用いることが前提となっています。
このサービスは、通信環境や端末の処理性能に応じて、映像処理や送受信レートを最適化する技術を搭載しているため、遅延を抑えつつ高品質な映像通信を実現しています。すでに日本国内では特許も出願されており、競争力のある技術として注目を集めています。
期待される利用ケース
この新たなメディアサーバーは、特に巨大なポテンシャルを持つ自動運転車やドローンカメラ、さらには医療現場でのボディカメラなど、幅広い分野での利用が期待されています。特に自動運転車では、高齢者や買い物弱者のサポートとなる配送サービスが実現可能となり、超高齢化社会においても生活の質を保つことができる街づくりに寄与します。
ドローンカメラにおいては、低遅延によってリアルタイムでの映像の送受信が可能となるため、より安全にドローンを使用することができます。また、医療現場では、患者の状態を迅速に把握するためのボディカメラが遅延なく機能することで、医療的判断をスピーディに行うことが可能となります。
Hello Marsロボットコンテスト
R2は、これらのサーバーを利用したユニークなロボットコンテスト『Hello Mars』も開催しています。この大会は、火星を模したコースでロボットを遠隔操作するレースイベントです。参加者は東京にいながら、北海道の競技に参加可能という新しい形でのエンターテインメントを提供します。テクノロジーを駆使して、物理的な距離を超えて競技できるのは、IoT技術ならではの醍醐味です。
会社情報
株式会社R2は2021年に設立され、横浜市に本社を構える企業です。ITソリューションの開発やコンサルティングなどを行っており、今後も日本国内で革新的な技術を提供することを目指しています。この新しいメディアサーバーの導入によって、多くの分野でのIoTの利便性が向上し、さらなる技術革新が期待されます。
連絡先として、担当者の李 ヘギ氏にメールでのお問い合わせが可能です。最新技術の活用を通して、リアルタイムなコミュニケーションを支える新しいサービスの誕生に、今後の注目が集まることでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社R2
- 住所
- 横浜市中区元町5-202BIZcomfort 横浜元町 ANNEX
- 電話番号
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