DX化推進の協業
2025-02-19 13:27:50

建設業界のDX化を推進するワールドコーポレーションとJMSの協業の意義

建設業界のDX化を進めるための新たな試み



株式会社ワールドコーポレーションとジャパンメディアシステム株式会社(以下、JMS)は、建設業界のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の浸透を目指して、販売代理店契約を結びました。これにより、両社は工事現場での作業効率向上に貢献する新たなDXツールの導入を加速させる見込みです。

建設業界の抱える深刻な課題



建設業界は今後の需要増加が期待される一方で、人手不足が大きな障害となっています。特に、高齢化が進んでいるため、2025年問題として知られる労働力不足が一層深刻化しつつあります。これに対処するために、DXツールの導入が急務となっています。

国土交通省は、建設現場への遠隔臨場技術の導入を進めており、業界のDX化に向けた努力が求められています。これに応える形で、ワールドコーポレーションは「建設DX推進事業部」を設立。DXツールを活用し、現場作業の生産性向上を目指しています。

JMSの強み



JMSは、遠隔作業支援システム「LiveOn Wearable」を開発し、現場作業者と管理者との間の双方向通信を可能としています。このシステムは、作業指示や確認作業、記録の保存を実現し、コミュニケーションのデジタル化を推進しています。

実際、「LiveOn Wearable」はすでに100以上の現場で導入されており、建設業界におけるDX化を加速させています。また、このシステムは新技術情報提供システム(NETIS)にも登録され、多くの建設事業者にとって導入しやすい環境が整えられています。

販売代理店契約の意義



今回の協業により、ワールドコーポレーションは、より多様なDXツールを活用することが可能となりました。これにより、顧客に対するDX化のサポートが一層強化される見通しです。同社の代表取締役である小林良氏は、「今回の契約を通じて、建設業界のDX化がさらに進展することを期待しています」とコメントしています。

未来の人材育成に向けての取り組み



建設業界の人材育成も重要な課題です。ワールドコーポレーションは、未経験者の積極的な採用を行い、5年から10年かけて一人前の技術者へと育てる取り組みを進めています。このような人材育成の努力が、業界全体の持続可能な成長につながることが期待されます。

まとめ



ワールドコーポレーションとJMSの連携によるDX化の推進は、建設業界に新たな風を吹き込むことが期待されます。人手不足や高齢化という厳しい現実を前に、両社がどのように課題解決していくのか、今後の動向に注目です。


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会社情報

会社名
株式会社ナレルグループ
住所
東京都千代田区二番町3-5麴町三葉ビル3階
電話番号
03-6268-9036

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