ムサシとDodai社の協業
2024-10-24 20:19:48

エチオピアにおける2輪EV普及を目指すムサシとDodai社の協業

エチオピアの2輪EVへの新たな挑戦



日本の武蔵精密工業株式会社(通称:ムサシ)が、エチオピアのEVスタートアップDodai Group, Inc(以下Dodai社)と協力し、2輪EVの普及を目指す覚書(MoU)を締結した。

この協業の背景には、エチオピア政府がカーボンニュートラルを実現するために、クリーンモビリティとしての電動車両(EV)の促進を急務と考えていることがある。ムサシの社長、大塚浩史氏は、実際の現地訪問を通じて、この動きがエチオピア国内でどれほど重要な意味を持つかを再確認した。その中で、Dodai社との連携を深め、共同でのEV市場へのアプローチを図ることが確認された。

Dodai社とのMoU締結



エチオピアでのEV事業拡大に向け、ムサシはDodai社との間に新たなMoUを結び、具体的な技術開発や市場投入についての協議を始める。年末までに詳細な開発案を確定する予定で、その中にはDodai社へのさらなる投資検討も含まれる。

Dodai社は、2021年に設立された新興企業であり、代表取締役兼CEOの佐々木裕馬氏は、Uber Japanの元営業本部長という経歴を持つ。彼の指揮のもと、Dodai社はエチオピアを拠点にして電動モビリティ事業の拡大を図っている。

ジョイントベンチャーの設立



また、Dodai社はエチオピア投資ホールディングス(EIH)とともに、国内での2輪EV事業を推進するためのジョイントベンチャー(JV)も設立することに合意した。2024年10月21日には、正式に協業に関するMoUも署名され、このJVがエチオピアのアジス・アベバにおいて、2輪EV用のバッテリースワップステーションを運営することが決定された。

この新しいJVは、今後12か月間でアジス・アベバに100か所のスワップステーションを設置する目標を掲げている。Dodai社がステーションの運営を担当し、EIHが安定した電力供給や土地の提供を行うことで、両社の役割分担が明確にされている。

ムサシのIIotへの貢献



ムサシは、この調印式でのDodai社とEIHとの協業に賛同し、エチオピアにおける電動モビリティの拡大をテクノロジーで支えていくことを表明した。特に、ムサシの技術が活かされることで、エチオピアのEV市場がさらに盛り上がることが期待される。

今後の展望



今後、ムサシとDodai社は共同で2輪EVの開発を進め、エチオピアでのEV普及に寄与する計画を実行に移していく。これにより、エチオピアにおけるクリーンエネルギーの実現やカーボンフットプリントの削減に向けての一歩となるだろう。

エチオピアの豊かな自然環境を守るためにも、両社の挑戦が成功し、他国への影響を与えるモデルとなることが期待されている。特に、エチオピアはアフリカにおいて大きな成長市場であり、ムサシとDodai社の協業がもたらす成果は、今後の電動モビリティの発展に重要な影響を与えると考えられている。


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会社情報

会社名
武蔵精密工業株式会社
住所
愛知県豊橋市植田町字大膳39-5
電話番号
0532-25-8111

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