北斎の至宝を8Kで体感!
2025年9月2日から9月15日まで、東京のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で、「謎解き!ヒミツの至宝さん北斎・驚異の波の絵」が上映されます。これは、株式会社NTT ArtTechnologyが制作に関わる8K映像作品で、内容は日本を代表する浮世絵師、葛飾北斎の名作「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」を基にしたものです。特に注目すべきは、Perfumeが出演し、その謎解きに挑む点です。
作品の概要
「謎解き!ヒミツの至宝さん北斎・驚異の波の絵」は、NHKエデュケーショナルによって制作された8K番組をリメイクしたもので、北斎の代表作である「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」の細部を最新のデジタル技術で高精細に再現。展示される作品は、肉眼では見えないほどの精細な部分を観察することができ、北斎の技術と情熱に迫ります。また、最晩年に描かれた「究極の波の絵」の鑑賞も可能です。
この映像作品は、ICCシアターで行われる初のNHK局外での収録として特別な位置づけを持っています。観客は高精細デジタルデータを操作しながら、北斎の作品を新たな視点で楽しむことができます。
背景と制作
NTT ArtTechnologyは、アルステクネとの連携によって「Digital×北斎」というプロジェクトを進行させています。これまでにも、ICCではこのプロジェクトに基づいた展覧会が数回開催されています。このプロジェクトでは、特許技術を用いて北斎の作品がデジタル化され、そのデータが映像作品として制作されました。
特に、山梨県立博物館に所蔵されている「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」や、北斎が晩年に長野県小布施町で制作した上町祭屋台の天井絵などが取り上げられ、北斎の表現力や創造力が再現されています。
上映情報
- - 上映期間:2025年9月2日(火)~9月15日(月・祝)
- - 会場:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] 4階シアター
- - 定員:29名 (車椅子席2)
- - 上映時間:11:30~12:15、14:40~15:25 (1日2回、各回45分)
- - 料金:無料(事前予約優先)
事前予約については、鑑賞希望日の7日前午前11時から開始されます。
詳細はこちらから。
ICCシアターの魅力
ICCは、科学技術と文化芸術の融合をテーマとした施設であり、東京オペラシティタワー内に位置しています。アクセスも良好で、初台駅から徒歩2分で到着できます。さらに、ICCでは、他にも8Kで上映される国宝作品が取り扱われており、アート愛好者にはたまらないスポットとなっています。
この機会に、北斎の芸術を新たな形で体験し、その魅力に触れてみてはいかがでしょうか。