三井住友ファイナンスの内製BIプラットフォームがIT奨励賞を受賞
2024年度のIT賞において、三井住友ファイナンス&リース株式会社(SMFL)が「IT奨励賞」を受賞したことが発表されました。この受賞は、同社が開発した内製BIプラットフォーム『Intelligence Hub』の構築とその活用が評価されてのものです。
IT賞とは
IT賞は、公益社団法人企業情報化協会が主催しており、ITを活用したビジネスの革新に顕著な貢献をした企業や個人を表彰するものです。毎年、多くの応募が寄せられるこの賞では、革新的なIT活用が求められています。
SMFLのデータ活用の背景
SMFLは、業務に必要なデータがさまざまな場所に散在し、各部門ごとに異なる管理方法がとられていることから、データの活用において全社的な統一性が欠如していました。そこで、この問題を解決するために『Intelligence Hub』が開発されました。このプラットフォームは、各部署が協力し合い、大部分が社内で開発されたものです。このプロジェクトが成功したことで、全社員がプラットフォームを活用しやすくなり、データドリブン経営が進められるようになりました。
今後の展望
今後、SMFLでは『Intelligence Hub』と生成AIを組み合わせ、データ分析によるインサイトをAIが提供する仕組みを整備する計画です。これにより、新たなビジネスモデルの创造や、戦略的な経営サポートを目指します。また、プラットフォームを通じて顧客データや物件データの充実を図り、営業活動の効率化も進めていく予定です。特に、サーキュラーエコノミーの推進に向けた取り組みも評価されています。
データマネジメント部について
本プロジェクトを主導したデータマネジメント部は、専門的な知識を持つ人材で構成されており、データの活用に関する全社的な施策を積極的に推進しています。彼らは、データドリブン経営の実現を目指し、さまざまな分野で活動を展開しています。
まとめ
SMFLの受賞は、IT業界におけるデータ活用の重要性を再確認させるものであり、同社の取り組みが他の企業にも良い影響を与えることが期待されます。企業のIT活用の新たなモデルとして、データを基にした経営戦略が今後も注目を集めるでしょう。