Oktaが2025年度第4四半期決算を発表、成長が顕著に見える業績を記録

Oktaが2025年度第4四半期決算を発表

米国サンフランシスコに本社を持つOkta, Inc.は、本日2025年1月31日締めの第4四半期決算と通期決算を発表しました。この決算では、前年同期比での売上高が13%増となり、その中でも特にサブスクリプション売上高が6億7,000万ドルに達しました。

主要な業績ハイライト

Oktaの最高経営責任者（CEO）、トッド・マッキノン氏は、「当社の好調な業績は、記録的な営業利益率とキャッシュフローに裏打ちされている」と強調しました。実際、営業活動によるキャッシュフローは2億8,600万ドルに達し、フリーキャッシュフローも2億8,400万ドルと過去最高を記録しました。

具体的な数値に目を向けると、第4四半期の総売上高は6億8,200万ドルに達しました。この成長は、契約に基づく残存パフォーマンス義務（RPO）が前年同期比で25%増加し、現在の残存パフォーマンス義務（cRPO）も15%増加した影響と見られています。

また、GAAPベースの営業利益は前年同期の損失8,300万ドルから、800万ドルの利益に好転し、純利益も前年の損失4,400万ドルから2,300万ドルへと大幅に改善しました。これにより、株主に喜ばしいニュースを届けることができました。

通期業績の分析

2025年度全体で見ると、Oktaの総売上高は26億1,000万ドルに達し、これも前年比で15%の増加という好調な業績です。この中でもサブスクリプション売上高は25億5,600万ドルとなり、前年同期比16%の成長を見せています。

営業損失は前年比を下回り、GAAP基準では7,400万ドルの損失を計上しましたが、非GAAPベースでは営業利益が5億8,700万ドルを記録。これにより、非GAAPベースの1株あたりの純利益も前年度の1.60ドルから2.81ドルへと増加しました。

業績の見通し

Oktaは2026年度第1四半期に向けて、売上高6億7,800万ドルから6億8,000万ドル、前年比で10%の成長を予測しています。また、非GAAPベースの営業利益は1億6,800万ドルから1億7,000万ドルに達すると見込まれています。こうした業績の良好な予測は、同社の成長戦略が注目される要因となっています。

Oktaは、IT歴の進化に合わせて、アイデンティティ管理サービスのリーディングカンパニーとしての地位を確立しており、さらなる成長を期待できる兆しがあります。特に今後はOktaとAuth0のプラットフォームを通じたイノベーションが今後のビジネスの鍵を握るでしょう。