シリウスビジョンの効率化戦略
2025-01-15 09:23:03

シリウスビジョンが月次決算を大幅に短縮した背景とは

シリウスビジョンが月次決算を大幅に短縮した背景とは



株式会社マルチブックは、国内の企業にグローバルクラウドERP「multibook」を提供している会社です。そのマルチブックが、シリウスビジョン株式会社における経理業務の効率化を図るため、デジタルBPOサービス「海外クラウド経理部」を導入しました。この取り組みの結果、月次決算や本社への報告が最大10日間短縮され、グローバル拠点との連携強化とガバナンス体制の向上に成功しています。

シリウスビジョンの強みと導入の背景



シリウスビジョンは、AI技術を駆使した高精度の画像検査システムを開発し、その技術を食品や医薬品、文房具業界など多岐にわたる分野に提供しています。これまで東南アジアでも積極的な展開をしており、現地法人を持つことでグローバルな成長を続けていました。しかし、急成長に伴い、海外拠点の経理業務のリアルタイムな可視化やガバナンス強化が不足していることが課題となっていました。

特に、タイの現地法人では、経理業務を委託している業者からの報告遅延が問題視され、四半期決算にも影響を及ぼす状況でした。そのため、シリウスビジョンは、「multibook」を活用したデジタルBPOサービス「海外クラウド経理部」を導入することを決めたのです。

導入の決め手



シリウスビジョンが「海外クラウド経理部」の導入を決意した理由は多岐にわたります。まず、迅速なレスポンスを持つ体制の整備が進んでおり、本社と海外拠点がスムーズに連携できることが挙げられます。また、現地の人材不足を補うために、ベテランの経理担当者による業務代行が受けられることも重要な要素でした。そして多言語対応の直感的なユーザーインターフェースは、本社と現地法人のコミュニケーションを円滑化しました。

導入の成果



「海外クラウド経理部」が実際に導入された結果、月次レポート作成期間が10日間も短縮されるという成果をあげました。このことにより四半期決算への余裕が生まれ、本社での連結決算もスムーズに進行できるようになりました。また、経理業務の可視化が進み、本社から現地法人の財務情報をリアルタイムで確認できる体制が整いました。これによって、ガバナンス強化と業務改善も実現されました。さらには、経理業務の代行により現地の人材不足の悩みも解消されました。

今後の展望



シリウスビジョンは、今後も本社の連結決算効率化をさらに推進し、デジタルBPOサービスを他の拠点にも適用していく考えです。また、ASEAN市場を中心に活動を広げるだけでなく、インドネシアや欧米市場への進出も視野に入れています。

まとめ



シリウスビジョンは、経理業務の効率化を狙った「海外クラウド経理部」を導入し、実際に具体的な効果を上げています。その結果、月次決算の処理スピードが飛躍的に向上し、企業全体のガバナンスも改善されつつあります。今後のシリウスビジョンの成長戦略と展望に、ますます目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社マルチブック
住所
東京都品川区西五反田1-1-8 NMF五反田駅前ビル5階
電話番号

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