2023年10月、株式会社ORENDA WORLDは、エルテスグループの一員である株式会社JAPANDXおよびエヴィクサー株式会社と業務提携を結び、生成AI事業に取り組むことを発表しました。
この提携は、各社が持つ専門知識や技術を活かして新たなサービスを生み出すことを目指しています。特に民間企業や自治体向けの生成AIを利用したサービスの展開に力を入れる重点項目です。業務提携によって、外注費や開発人件費の削減が期待されており、この結果、コスト面の負担が減少する見込みです。
株式会社ORENDA WORLDの取り組み
ORENDA WORLDは、AIを活用した音声合成や画像認識に関するプロジェクトのほか、自動運転シミュレータの開発を行っています。社会課題を解決することを目的としており、特に仮想空間やAIテクノロジーを活用した制度的なソリューションの提供に注力しています。音声インタフェースであるNEXPEEECH®の技術を駆使し、さらにメタバースや自動運転技術の開発など、多岐にわたる分野での実績があります。
株式会社JAPANDXの役割
JAPANDXは、企業のデジタルリスク対策を担うエルテスの技術を基に設立され、DX推進支援サービスを提供しています。企業や地方公共団体が新たな価値を創造することを目的としており、デジタル社会におけるリスク対策から革新的なDX関連サービスの提供に力を入れています。このような取り組みを通じて、日本国内でのDXの潮流を生み出す役割を果たしています。
エヴィクサー株式会社の重要な技術
エヴィクサーは「音を使いこなして、人の感じる力を進化させる」という理念のもと、音響信号処理に基づく独自アルゴリズムを開発しています。彼らの技術は、テレビや映画、ライブエンターテイメントなどの多様な分野に応用されており、特にバリアフリー上映を可能にする「こんにちは!ムービー」アプリや、「字幕メガネ」などで知られています。2024年には総務省からもその技術に関する事業が採択されるなど、多方面での評価を受けています。
共同の未来
この業務提携により、3社がそれぞれの強みを発揮し、地元企業や自治体が生成AIを利用した新たなサービスを享受できるような市場環境を作ることが期待されています。生成AIを通じたサービス展開は、特に未着手であった企業にとって新たなビジネスチャンスを生むことでしょう。このような協力的なアプローチは、デジタル社会における多様なニーズに対応するための重要な一歩となります。私たちの生活に身近な技術が、今後どのように進化し、私たちの生活を豊かにするのか、今後の動向に注目です。