群馬県でのCLTパネル工法構造見学会
群馬県渋川市で、ライフデザイン・カバヤ株式会社が運営する『日本CLT技術研究所』による構造見学会が、2024年12月18日(水)から20日(金)の3日間にわたって開催されます。この見学会は、CLT(Cross Laminated Timber)パネル工法を用いた新社屋についてのもので、参加者は建て方直後の構造体を間近で見ることができる貴重な機会です。
見学会の概要
見学会は完全予約制で、各日のスケジュールは以下の通りです。
- - 日時: 2024年12月18日(水)~12月20日(金)
- - 時間: 一部 11:00~12:00 / 二部 14:00~15:00
- - 場所: 群馬県渋川市渋川4137
- - 参加費: 無料
- - 申込み方法: お申込みフォームからの事前予約が必須です。詳細はこちらのリンクを参照してください。
- - お問い合わせ先: 0279-23-0886
この見学会は、群馬県内でのCLTパネル工法を用いた建物の構造見学イベントとしては初めての試みです。参加者は、通常では見ることのできない構造体が露出した状態を目の前にできるため、CLT建築の魅力を実感することができます。
CLTパネルとは?
CLT(直交集成板)とは、木材を縦横に重ね合わせて接着した木質パネルのことです。この工法は、反りや狂いを軽減し、耐久性を持たせることが特徴です。CLTはオーストリアから始まり、今ではヨーロッパや北米、オセアニアに広がりを見せており、国内外のさまざまなプロジェクトに利用されています。また、CLTは国内の森林資源を活用することで、持続可能な社会やCO2削減に寄与する未来の建材としての期待が寄せられています。
LC-core構法とは?
LC-core構法は、一般的なCLTパネル工法と在来軸組工法を組み合わせた、特に高耐力かつ開放感のある空間を実現します。この独自の工法により、鉄筋コンクリート造に比べて工期を短縮することが可能で、将来の間取りの変更にも対応可能な柔軟性を支持しています。
物件の概要
- - 工事名称: 瑞穂建設株式会社新社屋新築工事
- - 工事場所: 群馬県渋川市
- - 用途: 事務所
- - 構造: 木造2階建て
- - 工法: LC-core構法
- - 敷地面積: 6,777.71m²(2,050.25坪)
- - 建築面積: 541.74m²(163.87坪)
- - 延床面積: 800.19m²(242.05坪)
- - CLT使用量: 162.55m³
- - 樹種: 国産スギ・ヒノキ
- - 施工業者: 瑞穂建設株式会社
この見学会は、これからの建築技術に興味がある方や、サステナブルな建材について学びたい方にとって、非常に有意義な機会です。この貴重な体験を通じて、CLTパネル工法の基礎を理解し、未来の建築の魅力を感じてみてください。参加を心よりお待ちしています。