風の人集団のデジタルトランスフォーメーション革命
京都を拠点とする合同会社achicochi(アチコチ)が、近畿および瀬戸内エリアの文化と観光のデジタルトランスフォーメーション(DX)に全力で取り組んでいます。新規事業コンサルティングや訪日外国人向けの文化体験を提供する中で、多言語対応のスマート自動販売機や文化財のデジタル化を進め、地域の魅力向上に寄与しています。
提携先との強力な連携
achicochiは、都内に本社を置く株式会社PRENOと連携し、多機能自動販売機を開発。これは観光施設や神社仏閣での利用を考え、海外からの観光客に向けての新しい購買体験を提供します。これにより、自地域の特産品を手軽に購入できる環境を整え、文化情報の伝達を加速させます。
さらに、NPO法人J-heritage、および公益社団法人京都市観光協会と協力し、地域の文化財や産業遺産のデジタル保全や省力化に向けた様々なプロジェクトを推進しています。特に、人手不足が深刻な問題となっている現代社会において、技術を駆使した省人化が急務とされています。
技術を駆使した文化財の継承
文化財や伝統工芸の保全に関しては、「何を残し、何を変えるべきか」の選択が重要だとachicochiは考えています。これまでの新規事業コンサルティングの実績をもとに、ロボティクスやAI、Web3などの先端技術を導入し、不足するピースを埋める方法を探ります。
では、具体的にどのように文化を支援するのでしょうか?
多機能スマート自動販売機の導入
2024年10月を目指して導入を計画している多機能スマート自動販売機は、特に訪日外国人にとって便利な存在になるでしょう。多言語対応は勿論のこと、AI解析カメラや大画面ディスプレイを搭載し、多彩な情報を提供することが可能です。この機械は、各地の文化財に関連したアイテムを展開することで、観光地での新たな購買体験を生み出します。
多言語コリビングの展開
achicochiが運営するコリビング「Colive Kyoto Taikoukyo」は、訪日デジタルノマド向けの複合的なサービスを提供しています。これまでの英日対応に加え、中国語、韓国語など多様な言語対応を拡大予定です。また、登録有形文化財である苔香居(たいこうきょ)の沿革データをデジタル化し、多言語化することで文化の理解促進を図ります。
地域づくりと連携イベント
achicochiは、地域の文化と観光を融合させるべく、イベントにも精力的に参加しています。例えば、香川県高松市の商店街で行われたイベント「Setouchi Art Jack」では、AR技術やNFTを用いた新しいデジタルアートの展示を行い、地域振興活動を支援しました。これにより、観光客に新たなアプローチを試みています。
未来へ向けたビジョン
achicochiの活動は地域の文化財、伝統工芸の保全、そして観光客誘致を結びつけています。今後も地域のDXに貢献し、その成果を地域の活性化と持続可能な観光の形成へと繋げていくでしょう。これからの取組みがどのように進展していくか、目が離せません。
会社概要
- - 会社名: 合同会社achicochi
- - 代表者: 三木 健吾
- - 所在地: 京都府京都市西京区
- - 設立: 2019年2月14日
- - ウェブサイト: achicochi.net