EC-CUBEが提供する新たなBtoB ECサービス
大阪に本社を構える株式会社イーシーキューブは、2025年1月8日より新たに「EC-CUBE Enterprise BtoB」を導入すると発表しました。このサービスは、特に大規模なBtoB ECサイトの構築を求める企業のニーズに応えるものです。イーシーキューブは、独自のデータ資産を活用できるEC構築オープンソースとして、多くの企業に支持されてきました。
BtoB EC市場の拡大背景
近年、BtoB EC市場は急速に拡大しており、この背景には新規顧客の獲得や売上の増加に対するニーズがあるだけでなく、ITインフラの整備や働き方改革、事業継続計画(BCP)の重要性が高まっていることが挙げられます。また、各業界でのデジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中で、企業は効率的な販売チャネルを構築することを求められています。
このような背景を受けて、EC-CUBEはBtoB EC向けに特化した機能を備えた新サービスを開発しました。EC-CUBE Enterprise BtoBは、企業のDXを支え、様々な業種に対応できる柔軟なサービスです。
EC-CUBE Enterprise BtoBの特徴
「EC-CUBE Enterprise BtoB」では、BtoB ECでよく利用される機能を数多く用意しています。その中には、見積書の発行やそのまま商品の購入を行える機能、取引先管理、そして取引先別の価格変更機能、さらに掛け払い(請求書発行)機能も含まれます。これにより、導入のハードルが下がり、企業ごとのニーズに合った独自のBtoB ECサイトを実現することが可能です。
また、すでに提供されている「EC-CUBE Enterprise」の関連サービス、例えば「Infrastructure(大規模EC基盤)」「Mall(モール型EC)」「Multilingual(多言語対応EC)」「Subscription(定期購入EC)」と自由に組み合わせることができるため、非常に包括的なEC構築が実現されます。
EC-CUBEの取り組みに期待
イーシーキューブは今後も、大規模EC運用のニーズに応えるためのサービスを展開していく考えです。企業の成功のために、構築から運用まで一貫してサポートすることを目指し、さらなるスピード感を持って対応していくとしています。
EC-CUBEの利点
EC-CUBEは、2006年に公開されて以降、日本No.1のEC構築オープンソースに認定されています。独自のカスタマイズが可能な点や、ベンダーロックインがないため、自社のデジタル資産に基づく事業の継続的な推進が可能です。そのため、多くの企業がEC-CUBEを選択しているのです。
安定したセキュリティ環境を支えるため、情報公開方針に基づいたセキュリティ支援も行っており、企業のニーズに追随したサービスを提供する準備が整っています。
相談窓口の強化
EC-CUBEでは、大規模ECサイトの構築や運用に悩む企業の相談を受け付ける体制を強化しています。中小規模から大規模まで幅広いニーズに対応するため、引き続きEC-CUBEアドバイザーへの相談を推奨しています。
以上のように、EC-CUBEが提供する新たなサービスは、BtoB ECに特化した機能を持ち、企業のデジタル化を促す大きな一歩となることでしょう。