カオナビの人的資本データnaviがAIで企業情報を強化の新機能

カオナビの「人的資本データnavi β版」新機能のご紹介

株式会社カオナビが提供する「人的資本データnavi β版」では、2023年度の有価証券報告書データが新たに追加され、全上場企業の人的資本に関する情報を簡単に検索できるようになります。このデータは、2024年12月4日（水）にアップデートされる予定です。

このサービスの導入により、経営者や人事担当者は各企業の開示情報を簡単に確認でき、人的資本に関する様々な指標を活用して自社の強化や改善に役立てることが可能となります。特に、「第13回日本HRチャレンジ大賞」の奨励賞を受賞した実績もあり、今後の更なる利用促進が見込まれています。

AI技術の活用によるデータ追加

今回のデータ追加にあたっては、AI技術が効果的に活用されています。EDINETが提供するCSVデータや有価証券報告書（PDF）から情報を迅速に認識し、自動的に収集するプロセスが導入されました。その後、専門のスタッフがデータの正確性を確認し、信頼性を高めています。このAIによる自動化は、情報収集の効率を劇的に向上させるでしょう。

「人的資本データnavi β版」概要

「人的資本データnavi β版」は、上場企業の人的資本に関連する開示情報をリスト化し、数値による可視化を行います。具体的には、女性管理職の比率、育児休業取得率、男女間の賃金差など、数多くの指標を集計し、グラフを用いて視覚的にも分かりやすく表示します。この機能により、業種、従業員数、エリアなどでデータを絞り込み、自社に似た条件を持つ企業の傾向を探ることができるため、非常に有益です。

特に、企業は自社の強みや課題を見つけやすくし、KPIの設定や戦略的な改善に役立てることが期待されています。在籍企業以外の一般のユーザーも利用できるため、広範な企業がこのサービスを活用することにより、全体的な人的資本の理解が進むことでしょう。

対象となるデータ項目

新たに提供されるデータ項目は以下の通りです：

- 役職者の女性比率（女性労働者の割合）
- 育児休業の取得率（全体・男性・女性）
- 男女間の賃金差異（全体・正規・非正規）
- 平均年齢、勤続年数、年間給与、研修時間、研修費など

また、企業ごとに開示された情報の詳細が確認できるように、有価証券報告書をPDF形式で参照可能です。これにより、各企業のデータを深く理解し、改善策を見出す手助けになります。

会社概要

株式会社カオナビは、東京都渋谷区に本社を構え、タレントマネジメントシステムのリーディングカンパニーとして知られています。2008年に設立され、現在は3,900社以上の企業がこのシステムを導入しています。カオナビは、企業が持つ人的資本を最大限に活かし、個々のスキルを理解することを目指して、より良い働き方の実現に取り組んでいます。詳しくは、公式サイトをご覧ください。

この新たなデータ追加を通じて、企業が人的資本を効率的に管理し、活用できるようになることを期待しています。