KGモーターズが東京オフィスを新設
2025年7月、KGモーターズ株式会社(代表取締役CEO:楠 一成)は、東京都荒川区に新たに東京オフィスを開設すると発表しました。この新しい拠点は、小型モビリティロボット「mibot(ミボット)」の開発及び社会実装を加速させるための中心地となります。東京オフィスでは、mibotを常設し、ステークホルダー、採用候補者が実際のプロダクトを間近で体験できる環境が整えられる予定です。
拠点設立の背景
KGモーターズは今後、2025年12月末に初期ロットの納車を予定しており、社会にmibotを投入する準備が進められています。東京という立地を選んだ理由は、企業や官公庁、投資家と素早く連携し、量産後のスケール及びビジネスモデルの社会実装を加速できる基盤を作るためです。さらに、現地展示を通じて、実車を目の前にした商談や面談ができる環境が整います。広島の量産拠点と東京事業拠点が連携することで、ビジネスのスピード感と品質が向上すると期待されています。
採用強化に向けた取り組み
KGモーターズは、2025年5月に実施した資金調達(13.9億円)を受け、採用活動を積極的に進めています。東京オフィスの開設に伴い、ソフトウェアエンジニアや事業開発、CFO候補など、多様な専門性を持つ人材の獲得を狙っています。特に、mibotのソフトウェア基盤の設計・開発は、同社の競争力を支える重要な要素となるため、都市部での人材採用が成長に繋がると考えられています。
採用情報の詳細は、KGモーターズの公式ウェブサイトで確認できます。また、2025年8月26日にはソフトウェアエンジニア向けの会社説明会イベントも開催される予定で、参加者は実際のmibotを見ながら議論できる貴重な機会です。
代表者からのコメント
KGモーターズの代表である楠 一成氏は、「量産フェーズを控え、東京でmibotをご覧いただく場が必要だと考えていました。この場所を拠点に、企業や自治体、投資家と連携し、mibotの価値を社会に広めていきたい」と述べています。
東京オフィスの概要
新たに設けられる東京オフィスは、東京都荒川区東日暮里6丁目にあり、主に次のような機能を持ちます:
- - ソフトウェア開発及びアプリケーション開発の都市拠点
- - ビジネス開発(BizDev)、資金調達、アライアンス活動のハブ
- - 採用面談及び商談スペース(実機展示あり)
このように、KGモーターズは今後の技術革新と事業展開に向け、東京への拠点設置を通じて新たな挑戦を続けていきます。持続可能な移動手段の提供を目指す彼らの努力は、地域社会における新たな移動の選択肢を提供することで、未来の発展に寄与することでしょう。
KGモーターズについて
KGモーターズは、「今日より明日が良くなる未来をつくる」というビジョンを持ち、地域社会の移動課題に真摯に取り組むスタートアップ企業です。彼らが開発するmibotは、電動モビリティでありながら、ソフトウェアによる制御・管理・アップデートが可能な“SDV”として設計されており、持続可能な移動の新たな選択肢として社会へ実装が進められています。