次世代農業の進化
2021-08-23 14:00:05
次世代農業を支えるIoPクラウド、高知県で新たな進化を遂げる
次世代農業を支えるIoPクラウドの背景
近年、農業のデジタル化が進む中、高知県は「次世代施設園芸農業」を目指し、IoT技術を駆使したIoPクラウドの構築に向けて動き出しました。この革新的なプロジェクトは、単なる農業の生産性を向上させるだけでなく、地域の振興や持続可能な農業の実現にも寄与することが期待されています。
IoPクラウドの概要
IoPクラウドは、「施設園芸農業専用のIoTプラットフォーム」として位置付けられており、内閣府が推進している「Society5.0」に基づく地方創生の一環として実施されています。このプロジェクトには、2018年からの5年間で約27.8億円が投入される予定で、その中には大学の研究費用や関連施策も含まれています。
プロジェクトの進展
令和2年度からは、プロンプト・Kがこのクラウドの開発管理業務を担当しています。具体的には、IoTを活用し高知県内のビニールハウスをリアルタイムで接続する情報基盤の整備、そして生育画像解析AIサービスや気象予測データの活用が行われています。また、JA高知県との連携により、生産者別出荷量データを一元化するシステムも構築されています。これにより、農業者や流通業者が必要とする情報がスムーズに共有できるようになります。
R3年度の展望
令和3年度は、IoPクラウドが本格的にサービスを開始し、「データ駆動型農業」の情報基盤として実用化が進む年となります。新しい機能が追加され、農業関連の他プラットフォームとも連携が行われる予定です。この進化は、単なる技術の向上にとどまらず、農業界全体の活性化に結びつくと期待されています。
プロンプト・Kの役割
プロンプト・Kは、このプロジェクトにおける重要な役割を担い、利害関係者全体のマネジメントを行うだけでなく、全体の設計開発思想の統一を図ります。これにより、IoPクラウドが理想的な形で実現するための「アーキテクト」として機能することが求められています。
"時系列データを情報資産に変える"というミッションを掲げ、プロンプト・Kは、高知県の農業を未来志向で支えていく姿勢を強化しています。彼らは、多様なデータを適切に処理し、農業の生産性向上や地域活性化に貢献することを目指しています。
最後に
今回のIoPクラウドプロジェクトは、ただ農業の生産性向上を狙うだけでなく、地域全体の持続可能な発展にも寄与すると考えられています。高知県におけるこれらの取り組みが、全国の農業の未来にどのように影響を与えるか、今後の展開が注目されます。
会社情報
- 会社名
-
プロンプト・K株式会社
- 住所
- 東京都品川区西五反田1-11-1アイオス五反田駅前503
- 電話番号
-
099-201-3979