東京港大井ふ頭でヒアリ確認!都が緊急対策を実施

東京都は、令和6年6月7日(金曜日)に東京港大井ふ頭内で確認されたアリについて、専門家による同定の結果、要緊急対処特定外来生物であるヒアリ(Solenopsis invicta)であることを発表しました。

ヒアリは、南米原産の外来種で、攻撃性が強く、刺されると激しい痛みを伴い、水泡状に腫れるなど、人体にとって危険な生物です。日本では平成29年6月に初めて確認され、その後、各地で発見されています。

東京都によると、今回のヒアリは、環境省が毎年実施している定期的な全国港湾調査において確認されたものです。調査事業者が、コンテナヤード上で、ヒアリと疑わしいアリ約10個体が舗装の継ぎ目から出入りしていることを確認しました。確認場所周辺に殺虫餌(ベイト剤)を設置し、環境省が専門家に同定を依頼した結果、ヒアリであることが判明しました。

東京都は、今回のヒアリ発見を受け、以下の対応を行うと発表しました。

環境省と協力して、発見場所において目視やトラップによる調査及び防除を実施する。
国、地元区及び港湾事業者で構成する「東京港におけるヒアリ等対策連絡会」を通じて迅速に情報共有を図る。
* 都民への普及啓発・注意喚起を行う。

東京都は、東京港内の港湾施設利用者や地元区に注意喚起を行い、発見場所から半径2キロメートル圏内の海上公園に注意喚起の看板を設置しました。また、都ホームページにヒアリ等による被害の予防方法等の情報を掲載し、港湾局・環境局SNSでも注意喚起を行っています。

東京都は、都民に対して、ヒアリを発見した場合には素手で捕まえたり、触らないように注意し、お住まいの区市町村や東京都環境局に連絡するよう呼びかけています。
ヒアリは、近年、日本各地で確認されるようになり、その脅威は増しています。東京都は、今回のヒアリ発見を重く受け止め、今後も環境省と連携し、調査・防除対策を進めていくとともに、都民への情報提供や啓発活動に力を入れていくと表明しています。

今後、ヒアリの発生源を特定し、その拡散を防ぐための対策が重要となります。また、ヒアリに関する情報提供の強化や、都民への正しい知識の普及も必要です。

ヒアリは、港湾施設や公園など、人が多く集まる場所に生息することが多く、市民生活に大きな影響を与える可能性があります。東京都は、ヒアリの脅威から都民を守るため、関係機関と連携し、迅速かつ適切な対応を続けていくことが求められます。

都民は、ヒアリに関する情報を常に収集し、自分自身を守るための対策を講じる必要があります。ヒアリを見つけた場合は、絶対に素手で触らず、東京都環境局や環境省に連絡することが大切です。

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