日本の虫除け文化を発信!S.O.L.がスリランカでの活動を開始
NPO法人S.O.L.は、コロナ禍の影響で先延ばしとなっていたプロジェクトをついに実施する運びとなりました。大阪に本部を持ち、札幌にも支部を展開するこの団体は、スリランカ・クルネイガラに到着し、日本の虫除け文化を広める活動を始めます。
スリランカの現状と日本の虫除け文化の重要性
スリランカはデング熱などの蚊を媒介とする病気の影響を受けており、地域住民にとって虫除け対策は喫緊の課題となっています。S.O.L.は、過去8年間に渡り、スリランカでのデング熱対策活動を行っており、この活動を通じて日本の優れた虫除け文化を紹介し、地域の健康を守る手助けをすることを目指しています。
クルネイガラでの初の日々
コロンボバンダラナイケ国際空港に到着したメンバーが感慨深げに新たな環境にふれる中、プロジェクトの重要性が増しました。まずは、サポートを申し出たクルネイガラの商工会議所会長サラットさんとの出会いがあり、彼の協力を得ることができました。車での移動中には、豊かな自然やトゥクトゥクの賑やかな姿が見られ、スリランカに来た実感が沸きます。
女子孤児院での出会い
クルネイガラ到着後、最初の訪問先はSPUTNIK Girls Homeです。そこで孤児の女の子たちとデング熱予防教室やAMIDOの作製に取り組む予定です。さらに、タイ在住のアーティストが施設の壁画作りを行っており、その光景は心温まるものでした。
教室には、ヤングインストラクターとしてハーンシー、ミラーディ、セウワンディの3人の女の子が参加します。彼女たちは、オンラインで何度も会ったものの、対面はこの日が初めて。リアルな笑顔で迎えてくれた彼女たちとの交流を通じて、彼女たちがデング熱予防のインストラクターとしての役割を果たす期待が高まりました。
地域との連携を深める
今回のプロジェクトは、地元の公的機関や教育機関との強固な連携が欠かせません。特にクルネイガラ市議会の議長アジャンタさんとのミーティングでは、教育現場での虫除け活動が必要不可欠であるとの認識が共有され、プロジェクトの進行がよりスムーズに進むことが期待できます。
総括
S.O.L.のスリランカでの挑戦は、単なる地域貢献を超えた大きな意味を持ちます。虫除け文化が根付くことで、多くの人々の健康を守る基盤が築かれていくでしょう。まずは、デング熱予防教室の準備が整い、明日からの活動が楽しみです。次回の記事では、実際の教室の様子や子どもたちとの交流をお届けします。
S.O.L.について
NPO法人S.O.L.は、スリランカでの文化交流を進めると同時に、虫除け対策などによる地域貢献を行っています。これからも日本の文化と技術を持ち寄り、現地とのより良い関係を築いていく所存です。