スケートパークが変える公共空間の新たな姿
2023年の今、スケートパークは単なるスポーツ施設としての枠を超え、公共空間の新たな形へと進化を遂げています。合同会社ナッティ(代表:松井佑治)は、スケートパークの設計・施工に特化した企業で、国内外で多様なプロジェクトを展開しています。今年、モロッコやバングラデシュ、ザンビアといった国々での活動が注目を集めており、国連機関や地元NPOとの連携を通じて、地域社会とのつながりを深めています。
スケートパークの新たな可能性
従来の公園施設とは異なり、スケートパークはアクティブな利用を考慮した設計がなされています。これにより、多目的に活用できるアイデアが実現しています。
スケートボードだけでなく、BMXやダンスイベント、更には地域の催し物など、様々な利用が可能です。これにより、多くの人々が集まる場所として、地域貢献に寄与しています。
モダンなコンクリートデザインは、自然と調和し、周囲の景観と一体化します。これにより美しい都市空間の一部として機能します。
コンクリート仕様で耐久性が優れているため、維持管理のコストを大幅に削減できる点も魅力です。
ザンビアのスケートパークプロジェクト
ザンビアの都市モングには、ナッティが手掛けたスケートパークがあります。ルサカから8時間かかるこの地に、新たに設置されたスケートパークは、地域の子どもたちにとっての遊び場であり、コミュニティの拠点としても機能しています。
また、ナッティはUNDPとの連携を図り、NPO「Wonders Around the World」と共に、ザンビアにスケートパークを建設。地域社会の発展を促進させる取り組みも展開しており、地元の参加を促すイベントを定期的に開催しています。
牧之原市のプロジェクト
日本国内でも、静岡県牧之原市にある「Jack ocean sports」様との共同プロジェクト『牧之原アクションスポーツクラブ』で、スケートパークの設計・施工を手がけました。この官民共同プロジェクトには、多くのメディアや来賓が出席し、地域への影響力を強くします。
CSR活動を通じた地域貢献
ナッティは、国内外での活動を通じて急速にスケートボード文化の普及を図っています。
ジャマイカやネパール、ニカラグアなど、様々な国でのスケートパーク建設を手掛け、現地の子どもたちに無料でスケートウェアやギアを提供しています。
最近では、ブータン初のスケートパークを施工し、ブータンオリンピック委員会と連携してスケートキャンプを行うなど、さらなる支援活動を進めています。
合同会社ナッティの代表松井氏自身もコーチとして参加し、地域の若者に指導を行うことで、スケート文化の定着を図っています。
地域の未来を見据えた設計
ナッティのスケートパークは、ただのスポーツ施設に留まらず、街の景観を向上させるために設計されており、交通アクセスの良いエリアに設置されることで、より多くの青少年に利用される場所を提供します。また、災害時には避難所としても利用可能な二重構造で、地域防災への貢献も意識した設計がなされています。
スケートパークはただの遊び場ではなく、地域社会の重要な一部です。合同会社ナッティはこれからも、地域とのつながりを深め、新しい公共空間の価値を創出していくことでしょう。