株式会社メジャメンツが新たなサービスを開始
東京都中央区に拠点を構える株式会社メジャメンツは、株主総会をオンラインで配信する際にリアルタイムで字幕を提供する「株主総会リアルタイム字幕サービス」の運用を開始しました。近年、AI音声認識エンジンが進化する中で、その活用が広がっていますが、AIだけでは完全な正確性が確保できない問題もあります。そこで、メジャメンツは修正スタッフによる手作業での精査を取り入れ、信頼性の高い字幕サービスを実現しました。
サービスの特色
このサービスでは、AIによって自動生成された字幕の確認と修正が行われます。特に注目すべきは、メジャメンツが運営する障害者専門クラウドソーシングサービス「サニーバンク」に登録している障害当事者が修正スタッフとして参加している点です。彼らは聴覚に障害のある方への配慮を行い、他の障害を持つ方々とも連携を図ることで、相互補完的なサポート体制を構築しています。これにより、従来のサービスにはない新たな価値を提供しています。
サービス開始の経緯
このリアルタイム字幕サービスの立ち上げは、2022年10月に三菱UFJ信託銀行が提供する『Mitsubishi UFJ Trust and Banking Corporation Open Innovation Program2022』に採択されたことから始まりました。三菱UFJ信託銀行との共同作業によって、サービスの効果実証を行い、2024年6月には日本郵船株式会社や本田技研工業株式会社を含む3社の定時株主総会において、本サービスが実際に運用されることになりました。
今後の展望
メジャメンツは、今後も三菱UFJ信託銀行と連携し、株主向けのオンラインサービス「Engagement Portal」での導入を増やすことを目指します。また、株主総会だけでなく、各種説明会においても字幕を提供する計画や、リアルタイム字幕サービスを通じて招集通知や議決権行使のアクセシビリティ向上にも取り組んでいく方針です。
会社概要
メジャメンツは、ウェブサイトに関するコンサルティングやアクセス解析支援、そしてウェブアクセシビリティの診断サービスを提供するコンサルティングファームです。2018年には障害者専門のクラウドソーシングサービス「サニーバンク」を開始し、障害者の特性を生かした仕事の創出に努めています。2022年には有料職業紹介業も開始し、障害者雇用における支援を強化しています。
詳細は公式ウェブサイト
メジャメンツをご確認ください。