日本のクラフトビールシーンに新たな風を
長野県茅野市に拠点を置く縄文麦酒株式会社が、2025年2月7日に新商品「#74B7A8」を発売します。このウィートエールは、八ヶ岳の冬をイメージして作られており、澄んだ香りと味わいが特徴です。特に注目すべきは、昨年11月に発表された秋の商品「#BD5F3C」に続く、自社栽培のホップを使用したビールの第2弾となります。
ホップ自給率の現状
日本におけるホップ自給率は約1%未満であり、ほとんどの国産ホップは大手メーカーの契約農家から提供されています。そのため、国産ホップが一般に流通することは非常に稀です。縄文麦酒は、2020年からホップの試験栽培を開始し、自社のビールに自ら栽培したホップを使用する初の試みを行っています。この取組みにより、国内のクラフトビール市場での独自性を高めています。
ウィートエールの魅力
Wheat Ale、あるいはウィートエールは、その名の通り小麦を多く使用したビールで、一般的には大麦麦芽が基になります。中世ヨーロッパでは小麦がビール作りに多く使用され、パンが不足する状況も生じました。特にバヴァリア公国では「ビール純粋令」が施行されるほど、小麦ビールは人気がありました。このスタイルのビールは代表的に、ベルギー・スタイル、北ドイツ・スタイル、バヴァリア・スタイル、アメリカン・スタイルと多様性に富み、「#74B7A8」はその中でもアメリカン・スタイルにカテゴライズされます。
商品の特徴
「#74B7A8」は、八ヶ岳の冬の風景を描写したパッケージデザインが施されており、白くて透明感のある色合いが特徴です。また、ホップの香りは清々しく、飲みやすさにも配慮されています。具体的な商品情報は以下のとおりです:
- - ビアスタイル:Wheat Ale
- - アルコール度:5%
- - IBU(苦味度):14
- - 保存:要冷蔵
- - 小売価格:660円(税込)/ 330ml
この商品は数量限定での発売となるため、早めの購入がおすすめです。
縄文麦酒の大志
縄文麦酒は、八ヶ岳周辺の四季折々の自然や風景をビールを通じて表現することに力を入れており、「五感をめいっぱいつかって楽しむビールを」という理念を掲げています。八ヶ岳の特別な環境で生まれたビールをぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
【会社概要】
社名:縄文麦酒株式会社
所在地:長野県茅野市5603番地7
代表取締役:立木 壮樹
事業内容:酒類および農産物の生産と販売
設立:2024年1月
HP