株式会社SAKELOGYが資金調達を実施、日本酒業界に新たな風を吹き込む
株式会社SAKELOGYは、第三者割当増資と銀行借入を通じて資金調達を行い、その資金を飲食業界における日本酒接客の進化に活かす方針を明らかにしました。この新たな資金は、日本酒メニュー作成システムの開発や機能拡張に充てられ、日本酒の魅力を世界中に発信するための重要な一歩となります。
SAKELOGY(サケロジー)とは
SAKELOGYは、日本酒のデータベースを基にした、日本酒メニューを簡単に作成できるシステムです。飲食店や小売店は、自店舗の日本酒の銘柄に合ったメニューをクラウド上で作成することができ、来客はスマホやタブレットを使用して、最適な飲み方や酒の肴を選択できます。このシステムは、いわば「ITを使った日本酒ソムリエ」として、飲食店の経営をサポートします。
さらに、SAKELOGYの最大の特長の一つは、メニューをワンタップで英語に切り替えることができる点です。これにより、特に外国人観光客が増加している中で、日本酒を楽しみたいと考える外国人と、その提供に自信がない飲食店とのギャップを埋めることが可能となります。これによって、飲食店の売上を向上させることが目的とされています。
日本酒接客の現場での活用例
SAKELOGYを利用することで、飲食店は多くの課題を解決できます。例えば、日本酒メニュー作成が手間であった飲食店も、銘柄を選択して提供方法や価格を設定するだけで、ワクワクするようなデジタルメニューを簡単に作成可能です。
また、膨大な日本酒のデータベースを活用することで、スタッフの教育負担も軽減され、日本酒の魅力を顧客に伝えるスキルをサポートします。これにより、飲食業界全体で日本酒の質の高いサービスを提供できるようになり、販売機会の損失も防ぐことができます。
特に、外国人客の増加に対応するため、ワンタップで言語を切り替え可能な機能は、他のメニューと差別化する大きな要素となっています。これにより、お客様にとって、居心地の良い、親しみやすい接客が実現します。そして、日本酒ごとの美味しい温度や、その日本酒に合う料理の情報も提供できるなど、ワンランク上の接客を実現する機能が備わっています。
SAKELOGYのこれまでと今後の展開
SAKELOGYは、2018年に石川県のビジネスプランコンテストで受賞し、その後も地元企業や酒販店との連携を強化しています。2019年には石川県内の349銘柄の日本酒をシステムに登録し、現在では多くの飲食店や小売店に導入が進んでいます。
この取り組みは、北陸エリアや関西エリアへの拡大が見込まれており、将来的には全国へ、さらには海外へと展開していく計画があります。SAKELOGYは、日本酒を通じて日本文化を広め、出荷量を大きく増加させることを目指します。今後も、SAKELOGYのシステムが日本酒の普及に大きく貢献することが期待されています。
お問い合わせ先
本件に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
担当:星野、塔本
メール:
[email protected]
HP:
http://sakelogy.jp/