新たな試み「Wall for One」がスタート!
近年、SNSの利用が急増する中で、Facebookの月間利用者は日本だけで2,700万人に達しています。この高い利用率を背景にしつつ、実は現在、動物愛護センターや保護団体には約13万5千頭の犬や猫が収容されています。そのうち、毎年8万頭以上が殺処分されてしまうという厳しい現実が存在します。彼らが待ち望むのは、新しい家族との出会いです。
そんな状況を打破するために始まったのが、Facebookのアカウントを貸し出す「Wall for One」キャンペーンです。この斬新なアイデアは、SNSを通じて保護犬・保護猫たちの存在を広め、新しい家族との出会いをサポートすることを目的としています。利用者は自身のFacebookウォールを「保護犬・保護猫」の代弁者として貸し出し、彼らの日常を投稿します。日々の様子や感じたことを、画像と共に1週間にわたり、計22回投稿していくのです。
キャンペーンの概要
キャンペーンは2017年4月28日から7月20日までの約3ヶ月間にわたります。参加希望者は、特設サイト(
Wall for One)にアクセスし、募集が始まったこの日から応募が可能です。応募方法は簡単。
1.
お気に入りの保護犬または保護猫を選ぶ - 公開されている23頭の中から選ぶことができます。
2.
プロフィールアイコンをダウンロード - 選んだ動物になりきるためのアイコンを自分のFacebookに設定するのが推奨されています。
3.
投稿内容の予約 - 選んだ動物の1週間分の投稿内容をチェックし、予約を入れるだけ。
これにより、参加者は手軽に保護動物たちの魅力を発信し、広く認知を広めることができます。
なぜ「Wall for One」なのか?
このような取り組みを通じて、保護犬・保護猫たちの日常を多くの人に知ってもらい、彼らに新しい家族が見つかる手助けをすることが本キャンペーンの大きな目的です。FacebookのようなSNSは、その拡散力を武器に、より多くの人々にメッセージを届ける力を持っています。日常の様子を共有することで、動物たちの魅力を直接伝え、新たな出会いの場を生み出すことができます。
総括
「Wall for One」キャンペーンが成功することで、保護犬や保護猫の数が減り、一匹でも多くの動物が新しい家に迎え入れられることを期待しています。私たち一人ひとりができることは小さいかもしれませんが、動物たちの未来を切り開く手助けになるかもしれません。ぜひ、このキャンペーンに参加して、あなたのウォールを彼らのために貸し出してみてはいかがでしょうか?