株式会社ラクスがインドネシアのCPSに出資
株式会社ラクス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中村崇則)は、インドネシアに本社を置くSaaS企業PT. Cipta Piranti Sejahtera(以下「CPS」)に対し、出資を行うことを発表しました。この出資により、ラクスの持分比率は14.9%となります。
インドネシア市場の魅力
インドネシアは約2.7億人の人口を有し、世界で最も人口の多い国の一つであり、特に平均年齢が30歳前後と若く、活力に満ちた市場と言えます。この国の直近の一人当たりGDPは年約4%成長を見せており、2023年のクラウド市場規模は9億3,363万米ドルに達する見込みです。これからも成長が期待されるインドネシア市場において、CPSは高いシェアを誇るSaaS企業で、特にその主力製品であるERP SaaS「Accurate」は急速に成長しています。
両社の目的
ラクスは、ITサービスを通じて企業の成長を支援するというミッションを掲げています。CPSへの出資を通じて、日本国内で培った業務効率化のノウハウを持ち寄り、インドネシアのユーザーの業務を支援することを目指しています。両社は強力なパートナーシップを築き、インドネシア市場におけるバックオフィスのクラウドサービスの提供を進めていく意向です。
CPSの代表取締役、Yosep Stephen Sugianto氏は、「両社の提携により、インドネシアの中小企業を支援し、SaaS業界の進化を加速させることができる」と期待感を示しています。ラクスの豊富な経験と、CPSの地元市場に関する深い理解を活かし、より信頼性の高い技術と価値をユーザーに提供しながら、新たな市場開拓を目指すとしています。
CPSの企業情報
CPSは1998年に創業し、インドネシアの法人向けにクラウドサービスを開発・提供しています。現在、285名の従業員を抱え、ERP SaaS「Accurate」を主なサービスとしています。
まとめ
ラクスのCPSへの出資は、インドネシア市場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)化の加速を目的としており、両社の成長と技術革新が期待されています。インドネシアの中小企業に対する支援をさらに強化することで、地域経済の発展にも寄与していくことでしょう。今後の展開が非常に楽しみです。