Reproがニコニコ動画の収益最大化を実現
最近、Repro株式会社が株式会社ドワンゴの提供する「ニコニコ動画」向けに導入したマーケティングソリューションの成功事例が発表されました。この取り組みの目的は、Webとアプリの連携を強化し、収益の最大化を図ることです。実際、リリースから約3カ月で、アプリのダウンロード数が目標達成率120%を記録しました。
ニコニコ動画の魅力とは
「ニコニコ動画」は、2006年にサービス開始以来、月間アクティブユーザー数が2,212万人を誇る大規模な動画コミュニティサービスです。視聴者は動画を観ると同時に、リアルタイムで流れるコメント機能を楽しむことができ、独自の「遊び場」を体験できます。このプラットフォームの中には、「ニコニコ静画」や「ニコニコ生放送」といった多彩なサービスも存在し、多くの人々に愛されています。
課題とソリューション
ニコニコ動画は、ユーザーにとって快適な視聴体験を提供し続けるため、アプリ版の普及を図り、Webからアプリへの誘導を強化しています。しかし、予算とリソースの制約により、デジタルマーケティングに精通した人材が不足しているという課題がありました。このため、2024年9月からReproの「コンバージョン最大化サービス」を導入することを決定しました。
導入成果
Reproのソリューションを導入する中で、いくつかの施策を実行しました。具体的には、動画ページにアプリダウンロードを促すポップアップを表示することや、スマートアップバナーの内容を季節ごとに変更することで、ダウンロード数を増加させることに成功しました。これにより、導入から3カ月でアプリダウンロード数が120%に達成。数値的な成果が期待以上に現れました。
施策詳細
1.
ポップアップ表示: 動画視聴ページにおいて、アプリをダウンロードするためのメッセージを非表示の場合と比較し、約20~30%のダウンロード数増加が観測されました。
2.
スマートアップバナー: 固定のコピーを使用していたバナーをタイミングに応じて変更。この効果が明確に見えたことで、運営視点でもユーザーにアプローチできている実感を持ちました。
今後の展望
Reproの支援を受けた結果、ニコニコ動画は新たな展開の可能性を感じています。ニコニコ事業本部の下林耕大様は、成果が数字に表れたことで施策への移行を迅速に行えたと述べ、今後も「ニコニコってこんなに楽しいんだ」というメッセージを広めていきたいとコメントしています。また、浦野寛規様は、ユーザーのニーズに対する理解が深まったと実感し、その知見を元に新機能の提供を計画していると語りました。
結び
Reproの「コンバージョン最大化サービス」は、デジタルマーケティングにおける人材不足やノウハウ不足を一挙に解消し、マーケティング施策を迅速に進めるための強力なパートナーとして機能しています。今後も、ニコニコ動画がどのような面白い取り組みを展開していくのか、ぜひ注目していきたいです。