存続の危機「パリー食堂」
2025-10-10 14:06:38

秩父の文化財「パリー食堂」が耐震工事費を募集!存続の危機から未来を繋ぐ挑戦

秩父の老舗「パリー食堂」が存続の危機を迎える



埼玉県秩父市にある「パリー食堂」は、1927年に創業された老舗の食堂です。今回、この食堂が存続の危機に直面しています。国登録有形文化財に指定されているこの建物は、長い歴史を持ち、地域の人々だけでなく全国から多くの観光客が訪れる人気スポットです。しかし、最近の耐震診断で「大地震で倒壊する恐れがある」と判定されました。これにより、耐震補強と修繕に約4,000万円の費用が必要とされています。

地域のシンボルとしての役割



「パリー食堂」は、年間約2万人が訪れる秩父の観光名所です。食事を楽しむだけでなく、昭和レトロな雰囲気が漂うその建物やインテリアを目当てに訪れる多くの人々がいます。地域にとって、この場所は単なる食堂ではなく、歴史と文化を伝えていく重要な存在です。もしもこの食堂がなくなってしまうと、秩父の観光資源が一つ失われ、地域経済に大きな影響を及ぼすでしょう。

地域福祉との関わり



「パリー食堂」はただの飲食店ではなく、「こども食堂パリー」として地域の子どもたちに食の支援も行っています。2024年からは毎月第3金曜日に開催されており、年間300人以上の子どもたちが来店し、地域のつながりを生む場所となっています。この食堂がなくなるということは、こうした地域福祉の拠点も失われることを意味します。

SNSを通じた応援の広がり



最近では、SNSでも多くの応援の声が集まっています。TikTokでは開始から2カ月半でフォロワーが2.6万人に達し、累計再生数は1,000万回を超えました。人々からは「パリー食堂が大好き」「この文化を守りたい」といった応援コメントが1万件以上寄せられており、共感の輪が広がっています。

クラウドファンディングの開始



「パリー食堂」の存続をかけた挑戦として、クラウドファンディングがスタートします。このプロジェクトでは、目標金額として4,000万円を掲げ、文化財の修繕・耐震補強に充てます。返礼品にはオリジナルグッズや、特製料理を用意する予定です。プロジェクトはCAMPFIREで10月16日から開始されます。

未来への願い



3代目の川邉義友さんは、「これは私たちにとって最後の挑戦です。人生を賭けてこの場所を守りたい」と語ります。4代目の川邉晃希さんも、「この店が無くなれば多くの人々の思い出が失われてしまいます。地域にとっての誇りを大切にしたい」と訴えています。

目指す3つの未来



今回のプロジェクトでは、(1)文化財の保存と活用、(2)こどもたちと保護者の居場所づくり、(3)観光資源としての秩父の魅力の継承を目指しています。この挑戦は単なる店舗の存続を超え、秩父というまちの未来を守るためのものです。

まとめ



「パリー食堂」は、地域の歴史や文化を体現する貴重な場所です。これを守るため、ぜひ皆様のご支援をお願いいたします。あなたの力で、昭和のタイムカプセルを未来へ残しましょう。


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会社情報

会社名
株式会社パリー
住所
秩父市番場町19-8パリー食堂
電話番号
0494-22-0422

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