オフィスマーケット活性化
2024-12-16 15:20:52

東京都心のオフィスマーケットがさらに活性化 3ヵ月連続で空室率が低下

近年のオフィスマーケットは、東京都心を中心に明るい兆しを見せています。三幸エステート株式会社が2024年11月度の東京都心5区と全国6大都市に関するマーケットレポートを発表しました。このレポートによれば、オフィス空室率は前月比マイナス0.24ポイントの3.71%と、3ヵ月連続して低下しています。

マーケットデータの背景



主な調査対象は東京都心の5区、具体的には千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区で、大規模なビルを含んでいます。また、全国の主要都市、東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡についても同様のデータが収集されました。それらのデータをもとに、都心エリアの空室率は緩やかに下降していることがわかりました。この現象の背景には、企業の拡張移転やオフィススペースの増床が影響しており、比較的まとまった面積の空室が消化されつつあります。

さらに、潜在空室率も前月比マイナス0.15ポイントの5.73%となり、新規供給が低水準であることがこの傾向を支えています。このような市場の動向は、今後も続くとみられるため、オフィス運営企業にとっては良いニュースと言えるでしょう。

賃料の動向



また、2024年に入ってからの募集賃料も注目に値します。募集賃料は小幅ながら前月から上昇を続け、12ヵ月連続で上昇または横ばいとなる傾向を示しています。特にオフィスエリアの中には、募集床に品薄感が漂っており、階数によってはリーシング活動が長期化しつつあるとのこと。この結果、エリアによる二極化が見られています。

成約面積の拡大



第3四半期の成約面積も前年同期比でプラスとなり、年初から第3四半期までの成約面積は前年を上回る結果となりました。テナントの移転需要が高まる中で、2024年の年間成約面積が前年を上回る見込みです。調査部のアナリストによれば、これにはリモートワークを含めた新しい働き方への対応や、立地およびビルの質の改善が重要な要素として存在しています。特に、賃金や働きやすさとともに、入居ビルの質が社員満足度を高めるための重要なポイントとなっています。

市場の展望



今後も、このトレンドは続くでしょう。オフィス戦略を見直し、新たな働き方を取り入れた企業が増えてくる中、オフィスマーケット全体が活性化することが期待されます。企業が新たなオフィスを求める理由として、リモートワークの普及とともに、利便性や快適さの高いワークプレイスが重要視されているようです。これらの要素が絡むことで、今後のマーケットにおける動向がどう変化していくのか、注目していく必要があります。

今後のオフィスマーケットにも期待が寄せられており、企業のオフィス戦略を総合的にサポートする三幸エステートには、さらなる動きが求められます。


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会社情報

会社名
三幸エステート株式会社
住所
東京都中央区銀座4-6-1銀座三和ビル
電話番号
03-3564-8089

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