コクヨが描く未来と好奇心の実践
コクヨ株式会社が創業120周年を迎え、豪華なイベント「コクヨ リブランディング発表会」を2025年10月2日に開催しました。この日は、同社の新しいコーポレートアイデンティティとメッセージ「好奇心を人生に」を発表する重要な瞬間となりました。
新しい企業メッセージとロゴ
代表執行役社長の黒田英邦氏は、新たな企業メッセージとともにロゴの刷新について語り、「好奇心を生むことは、我々の目指す自律協働社会を実現するエンジンだ」と強調しました。150年以上の歴史を持つコクヨは、常に顧客の好奇心を刺激するとともに、それによって学びたいという気持ちを生み出すことを目指しています。気持ちをもっているお客様や社会を前向きに変えていきたいとの展望が語られました。
氏はまた、「私たちは今から好奇心屋になります」と述べ、文房具やオフィス家具、さらには通販に至るまで、全てが人々の好奇心を刺激し、つながりを深める役割を持っていると語りました。
映画制作の発表
イベントの中では、コクヨとして初の映画制作が発表されました。その名も「The Curiosity Films」。このプロジェクトのために日本、中国、アメリカにおける著名な監督たちが集まり、それぞれの視点から「好奇心」のテーマを短編映画として表現しました。
黒田社長は、好奇心はただ説明して理解してもらうものではなく、心の中で芽生えるものであると語り、映画制作を通じて観客の好奇心を刺激する体験を提供したかったと言います。
監督たちの熱い思い
短編映画の制作に関与した監督、岩井俊二氏とデレク・ツァン氏もイベントに登壇しました。岩井監督は自らが好奇心に満ちた時代を描く作品を提案し、デレク監督は好奇心が創作の源泉であり、年齢を重ねてもその気持ちを持ち続けたいと語りました。どちらの監督もこのプロジェクトに対する熱意を隠さず、映画の見どころを語りました。
応援大使・井上咲楽の登場
さらにイベントには応援大使として井上咲楽さんも参加。彼女は自身を「好奇心の塊」と表現し、映画を見た感想としてコクヨとは異なる新しい体験を感じたことを伝えました。誕生日を迎えた彼女には黒田社長からポップコーンブーケのサプライズもあり、場は一層盛り上がりました。
井上さんは今後の自分についての思いも語り、視聴者に向けて「この映画を通じて自分の好奇心に向き合い、心の中で共鳴するような体験をしてほしい」とメッセージを送ります。
イベントの振り返り
この日の発表会は、コクヨの未来への展望とそのさらなる進化を示す重要なイベントとなりました。120年の歴史を超え、今後も人々の好奇心を刺激し、共に成長する社会の実現を目指すコクヨの挑戦に期待が寄せられます。リブランディングを通じてどのような新たな価値を生み出していくのか、目が離せません。