ウイスキーコニサークラブ限定!シングルモルトスコッチウイスキー第1弾
ウイスキー文化研究所が運営する会員組織「ウイスキーコニサークラブ(WCC)」は、会員限定でオリジナルシングルモルトスコッチウイスキー「シークレットアイラ 2019 3年」の販売を開始しました。
このウイスキーは、WCC会員向けにリリースされる第一弾商品。選定したのは、ウイスキー文化研究所代表の土屋守氏です。選ばれたのは、アイラ島南部にある1815年創業の蒸留所の3年熟成のシングルモルト。蒸留所名は非公開で、「キルダルトン」として販売されます。
特徴は、力強いピート香と、それと同時に感じられるパワフルでスイートな香味。アイラモルトらしいスモーキーな香りと、意外なほどにまろやかな甘さが絶妙なバランスで調和しています。
ラベルには、カレドニアン・マクブレイン社のフェリーがキンタイア半島とアイラ島を結ぶ様子がデザインされています。アイラ島のウイスキー造りと深く関わるフェリーの姿は、このウイスキーのルーツを象徴する、力強いデザインとなっています。
ウイスキーコニサーとは?
「ウイスキーコニサー」とは、ウイスキー文化研究所が認定する、ウイスキーに関する知識と鑑定能力を測る資格です。世界で唯一のウイスキー資格として知られています。
資格には3段階あり、「ウイスキーエキスパート」、「ウイスキープロフェッショナル」、「マスター・オブ・ウイスキー」と、段階的に取得できます。高度な知識と経験が求められる資格であるため、合格率は決して高くありません。
ウイスキーコニサークラブ(WCC)とは?
2023年7月に発足したWCCは、ウイスキーコニサー資格認定制度20周年を記念して設立された会員組織です。
会員には、会報誌『ウイスキーコニサー倶楽部』、ウイスキーフェスティバル招待券、限定ツアーやイベントへの参加、そして今回発売されたような限定ウイスキーなど、様々な特典が用意されています。
ウイスキー文化研究所について
ウイスキー文化研究所は、ウイスキー評論家である土屋守氏が代表を務める団体です。2001年3月の設立以来、ウイスキー文化の普及に貢献するため、研究活動や情報発信、イベント開催など、幅広い活動を行っています。
代表的な活動としては、ウイスキー専門誌『Whisky Galore』の発行、ウイスキーフェスティバルの開催、ウイスキーコニサー資格認定試験やウイスキー検定の実施などがあります。また、世界のウイスキーやスピリッツを審査する品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」も運営しています。
土屋守氏について
ウイスキー文化研究所代表である土屋守氏は、1954年新潟県佐渡市生まれ。週刊誌記者を経て、イギリスに渡りスコッチウイスキーと出会い、評論家として活躍するようになりました。
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」ではウイスキー考証を務めるなど、その専門性と知識は広く認められています。多くの著書や監修書も出版しており、日本のウイスキー文化の発展に大きく貢献しています。
まとめ
今回の限定ウイスキーは、ウイスキー愛好家にとって非常に魅力的な商品と言えるでしょう。希少性と高い品質、そしてWCC会員限定という特別な要素が、コレクター心をくすぐります。ウイスキー文化への更なる理解と発展に繋がる取り組みとして、注目に値します。