伊豆山のコミュニティカフェ
2021-12-16 17:19:10
伊豆山の熱い思いが詰まったコミュニティカフェ計画とクラウドファンディング
伊豆山のコミュニティカフェ計画
最近、熱海市伊豆山地区で新しいコミュニティカフェの開設に向けたクラウドファンディングが始まりました。このプロジェクトは、7月の土石流によって被災した弁当店「喜余味」の代表、高橋一美さんを中心に設立されたボランティア団体「テンカラセン」によって推進されています。団体名には、人と人が結びつき、仲間が広がることへの願いが込められています。
プロジェクトの背景
伊豆山はかつて温泉郷として栄えていましたが、近年のバブル崩壊以降、地域の飲食店や商店は減少し、高齢化や独居化が進んでいます。このような状況下で、災害の復旧ボランティア活動を行う中で、住民が日常的に顔を合わせ、声を掛け合える場所の必要性を強く感じるようになりました。そのため、コミュニティカフェの設立が決定されたのです。
カフェ開設の予定地
新しいカフェは、国道135号と伊豆山神社の参道が交差する場所に位置する「浜会館」に開設される予定です。浜会館は、1階に共同浴場の「浜浴場」、2階に地域の集会場があり、4階の空きスペースに新しいカフェを設ける計画です。この場所は、観光名所「走り湯」から伊豆山神社へ向かう観光客と、地域住民が集まる旋律となることが期待されています。
カフェの機能
コミュニティカフェは、住民や観光客が気軽に立ち寄れる喫茶スペースを提供し、地元名産品の販売や各種イベントの開催も予定しています。また、住民が相談できる場所としての機能も持ち、地域のコミュニティ作りに寄与します。
このカフェの開設には、クラウドファンディングで集めた資金を用いる予定で、工事費や什器備品の購入費用に充てられます。支援のリターンとして、地域のお店が提供するコーヒーチケットや応援セット、体験券などが用意されています。
支援募集の詳細
目標金額は450万円で、支援金は500円から受け付けており、2024年1月22日までの期間で募集中です。支援者の協力により、伊豆山の地域活性化に向けて一歩を踏み出すことができるでしょう。詳しい情報は「CAMPFIRE」のプロジェクトページで確認できます。
代表メッセージ
「これまでの捜索活動や復旧活動、義援金・支援金の寄付について、心から感謝申し上げます。テンカラセンは、伊豆山の未来を見据え、自分たちがやるべきことに引き続き取り組んでまいります」と、高橋代表は語ります。高齢者の見守りや地域交流、復興支援イベントなど、多くの課題に対して活動を続けていく意気込を示しています。
新たなコミュニティカフェが、伊豆山の地域に新しいつながりをもたらし、多くの人々が集う場所になることを願っています。
会社情報
- 会社名
-
NPO法人テンカラセン
- 住所
- 静岡県熱海市伊豆山579-37浜会館4階
- 電話番号
-
0557-88-5733