タイ工業連盟が関西テクノセンターを視察
2023年11月13日、日研トータルソーシング株式会社が運営する「関西テクノセンター」に、タイ工業連盟(FTI)の視察団が訪れました。この視察の目的は、タイの工業発展に向けた技術や知見を導入し、国際市場での競争力を強化することです。この機会に、両者は人材育成に関する独自の取り組みと成果を共有し、意見を交わしました。
視察の背景
タイ工業連盟からの要請により、今回の視察が実現しました。関西テクノセンターは、未経験者向けの職業訓練校として認定されており、設備保全エンジニアを育成するためのプログラムを提供しています。この施設では、設備保全の基本から、物流施設の設備メンテナンスに至るまで、幅広く知識を習得することができます。視察当日は、センターの説明や内部見学のほか、人材育成に関する取り組みについてのディスカッションも行われました。
研修施設の重点
関西テクノセンターでは、特に実践的なトレーニングに重点を置いています。自動化技術やロボティクス、AGV(自動誘導車両)など、さまざまな設備が整えられており、学生が実践を通じて機械知識を深められる環境が整っています。フィードバックを通じて、研修生は必要なスキルを身に付け、企業としての付加価値向上にも貢献しています。
タイ工業連盟HCBI取締役のルンルアン・サイパワン氏も、「日研トータルソーシングの取り組みは真剣で、特にリスキリングやアップスキリングに関しては広範囲にわたって対応している」と語り、センターの取り組みに高い評価を寄せました。さらに、タイでも同様の研修施設を展開することで、タイの産業界の人材能力向上にも寄与できるとの期待を示しました。
自社研修施設ティア概要
日研トータルソーシングは、自社研修施設「テクノセンター」を全国に9か所設置しており、各地域ごとに業界ニーズに応じたスタッフの育成を行っています。未経験者向けの研修プログラムは30日間で、実務に即したカリキュラムを使用。さらに、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)制度を通じて新入社員をベテラン社員に同行させるなど、学びの場を広げています。
今後も、当社は求職者や在職者に対してキャリア支援を行い、多様な人材ニーズに応えるためのサービスを展開していく方針です。これにより、皆さまが第2のキャリアを築く場として、人材育成の一端を担っていくことを目指します。
日研トータルソーシングの理念
日研トータルソーシングは「人的資本創造企業」として、業種や職域の垣根を越えて、多様な人材の可能性を引き出していくことを企業理念としています。この取り組みによって、人々と企業、さらには社会自体の成長を促進するためのソリューションを提供していきます。
【会社概要】
- - 設立:1981年4月
- - 本社所在地:東京都大田区西蒲田
- - 代表者:清水浩二
- - 事業内容:総合人材サービス(業務請負・人材派遣・人材紹介)
地域に根ざし、企業のニーズに応じた人材育成を通じ、新たな可能性を切り開いていく日研トータルソーシング株式会社。今後の展開に期待が高まります。