奈良で新しい観光体験
2025-10-30 19:19:24

奈良・平城宮で新たな観光体験を創造するイマーシブシアター

平城宮で新たな観光体験を創造するイマーシブシアター



奈良の歴史的な舞台である平城宮跡にて、観光客が物語の一部となる新しい舞台が開かれます。それが、観光客参加型のイマーシブシアター「平城遷都誘宵記」です。このプロジェクトは、地元の人々が出演者となり、奈良時代の歴史を演じながら観光客を迎え入れるという形式で展開されます。

企画は「古都奈良の文化財」を守り伝えるプロジェクト実行委員会が推進。2025年12月20日に奈良・平城宮跡歴史公園内に建設される「平城宮いざない館」では、地元の出演者と観光客が一緒に物語を紡ぐ場が提供されます。特に、奈良女子大学の学生たちがキャストとして参加することもあり、地域と学生が共に歴史を伝える姿は、多くの注目を浴びています。

エンタビ(R)の理念



「エンタビ(R)」は、演劇と観光を融合させた新しい体験型のアトラクションです。このコンテンツは、観光客がただの観客ではなく、物語の登場人物としてシーンに参加することを可能にし、観光地における新たな楽しみ方を提供します。訪れる人々は演者と共にセリフを言い合わせ、歴史の一部としての体験を自らが築くことができます。

注目すべきは、この取り組みが地域経済の活性化にも寄与するという点です。観光庁の調査によれば、地域住民との交流を体験した観光客の再訪率は約1.7倍に上昇するとのこと。このことから、地元の人々が演者として関われることが、観光体験の価値を高める一因となっています。

地域共創型の観光・エンタメ



平城宮跡周辺の地域住民と観光客が共に創り上げる物語は、教育的な意味合いも持っています。演者として参加する地元の人々は、奈良の豊かな歴史や文化を観光客に伝え、その体験を通じて地域の魅力を再発見する機会を得ることができます。

さらに、平城宮跡歴史公園では、観光客参加型ドラマアトラクションとしての内容が日々進化しています。2025年に予定される上演の日取りは、2025年10月と11月、2026年の2月と3月で、各公演は60分を予定。申し込みは電話またはウェブサイトから可能です。

オーディションの開催



また、平城遷都誘宵記の新たなキャストを募るオーディションも開催されます。2025年12月20日に行われるこのオーディションでは、高校生以上であれば年齢や性別に関係なく応募可能となっており、演劇経験がない方でも大歓迎です。

このように、観光客が観る側から創る側へと変わる新たな観光体験は、過疎化が進む地域に新たな風を吹き込むものとして期待されています。地元の人々と観光客が共に、歴史と体験を楽しむ未来が形作られていくことでしょう。

結局、「観光を“観るもの”から“共に創るもの”へ」という理念が実現する時、地域の魅力が再評価され、観光客にとっても無限の可能性を持つ新しい体験が生まれるのです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

会社情報

会社名
プレイング株式会社
住所
大阪府堺市堺区向陵東町3丁1-14
電話番号
072-254-1020

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。