一般社団法人メタ観光推進機構(以下、メタ観光推進機構)が江東区と共同で特別シンポジウム「江東区のメタ観光」を開催します。このイベントは2024年12月7日、江東区の小松橋区民館タウンホールにて行われ、参加定員は100名の先着順、参加費は無料です。
このシンポジウムでは、5月から6月にかけて実施された「メタ観光ワークショップ」の成果をもとに、江東区が目指す観光の未来について議論が展開されます。ワークショップは、地域の魅力を掘り下げることを目的として、地元住民が自らの「お気に入りの場所」を紹介したり、専門家が観光資源を効果的に教える機会として計5回行われました。
特に注目すべきは、このワークショップの結果として発表された「メタ観光マップ」です。これは、江東区内の多様な魅力を可視化し、地域の観光資源として新たに認識する試みです。例えば、アニメの聖地や美しい地形、インスタ映えするスポットなど、特定の場所の魅力を多層的に捉えています。
シンポジウムのプログラムでは、メタ観光推進機構代表理事の牧野友衛が挨拶を行い、江東区地域振興部の菅原広盛課長と深川東京モダン館の龍澤潤副所長がそれぞれ江東区のメタ観光の取り組みと独自の歴史について発表します。さらに、「わたしの名所、あなたの名所」と題したワークショップの成果が報告され、その後は、多様な視点から見た江東区の観光の魅力に関するパネルディスカッションが行われます。
パネリストには、暗渠をテーマにしたユニットや電線愛好家、建築史の専門家など、幅広い知識を持つ専門家たちが揃い、それぞれの視点から江東区の魅力を掘り下げます。この鼎談では、江東区の観光の未来像も議論される予定です。
メタ観光は、観光の新しい発見の形を提案しています。一つは、観光という枠にとらわれず、多層的なニーズに応えることを目的としています。さらに、地域の可能性を広げることで、観光業そのものの活性化にも寄与することが期待されています。シンポジウムに参加することで、江東区の多様な魅力を一緒に探求し、意見を交わす貴重な機会となるでしょう。
参加申し込みは、10月25日からウェブサイトを通じて受け付けています。興味がある方、地域に触れたい方はぜひこの機会をお見逃し無く。江東区の新しい観光の形を共に楽しみましょう。