日本とマレーシアのICT分野における連携強化に向けた最新の協議

日マレーシアICT共同作業部会の開催

令和7年11月5日、水曜日、クアラルンプールにて日本とマレーシアの間で第3回の日マレーシアICT共同作業部会が開催されました。この会議は、令和5年に署名された両国の情報通信分野に関する協力の覚書に基づいて行われ、デジタルインフラやAI、オンライン安全性といった重要なテーマについての最新の政策動向が議論されました。

出席者と議題

日本側からは総務省の桐山国際戦略局次長や他の幹部が参加し、一方のマレーシア側からは通信省のザリナ局長を始めとする関連機関の代表者が出席しました。両国の出席者は、それぞれの国が直面しているICTの課題や、進展状況について意見を交わし、互いの経験や知見を共有しました。この議論を通じて、デジタル社会へ向けた取り組みの重要性が再認識されました。

重要な成果

会議の結果、両国間での協力が今後もさらに進められることが確認されました。具体的には、デジタルインフラの整備やAI技術の応用、オンラインの安全性の確保といった分野での相互理解を深めることが合意されました。また、作業部会に併せて開催された日マレーシアICT連携カンファレンスでは、両国の企業がそれぞれの取り組みを紹介する場が設けられ、官民共同での連携を強化する機会となりました。

未来の連携に向けて

このように、日マレーシアのICT共同作業部会は、単なる情報交換にとどまらず、長期的な戦略的なパートナーシップを構築するための重要なステップとなります。今後、両国は新たな技術やサービスの開発に向けて協力し合い、デジタル経済の発展に寄与していくことが期待されます。特に、AI技術の活用により、両国の経済成長を加速させることが見込まれ、国民生活の向上にもつながるでしょう。

函館発のICTの波が、遥かマレーシアの地に届き、互いに豊かな関係を築けることを多くの関係者が待望しています。このように官民合わせた取り組みが進むことで、新たなビジネスチャンスや雇用創出にもつながるでしょう。