JFEエンジニアリングが輝かしい新技術を発表!
2025年5月29日、JFEエンジニアリング株式会社(社長:福田一美、本社:東京都千代田区)は、画期的な水素混焼ガスエンジンコージェネレーション設備であるJFE-MWM/Hシリーズのバージョンアップを発表しました。これにより、水素混焼率を最大45vol%に引き上げ、同時に都市ガスと同等の発電効率を実現しました。
世界初の達成
Hシリーズの新技術により、45vol%の水素を混ぜた燃焼でも、都市ガス13A専焼時と同じ出力を保つことに成功。この成果は、世界のエネルギー業界における大きな進展を示しています。この技術は、環境負荷を軽減しながら安定した電力供給を可能にし、カーボンニュートラルに向けた大きな一歩と言えるでしょう。
技術の特長
この新しいHシリーズは、従来の都市ガス専焼高効率ガスエンジンを水素混焼用に適応させたもので、実証試験を通じてその発電効率を実現しました。特筆すべきは、NOxの排出基準を200ppm(O2=0%)以下に抑えつつ、高効率を維持できる点です。
Hシリーズは、運用においても便利な機能を備えています。「水素混焼モード」と「都市ガス専焼モード」の2つの運転モードを搭載し、停電時にも都市ガス専焼での自立運転を行うことができます。これにより、その場の状況に応じた柔軟な対応が可能となっています。
レトロフィットでの利便性
このHシリーズの魅力のひとつは、簡単にレトロフィット(改造)ができる点です。都市ガス13A専焼機として導入した場合でも、将来的に水素混焼仕様に改造することが可能です。これにより、すでに導入している設備を新たに刷新し、環境に優しいエネルギーソリューションへと進化させることができます。
お客様のニーズに応える
JFEエンジニアリングは、長年の経験と技術力を駆使し、お客様のカーボンニュートラルな取り組みに貢献することを目指しています。今回の技術革新は、環境問題解決への新たな道を示すものであり、持続可能な社会の実現に寄与することを確信しています。
ラインアップと展望
これまでに発表されたJFE-MWM/Hシリーズには、以下の機種が含まれます:
- - JFE-MWM390/H:水素混焼率0~45vol%、定格出力390kW
- - JFE-MWM585/H:水素混焼率0~45vol%、定格出力585kW
- - JFE-MWM780/H:水素混焼率0~45vol%、定格出力780kW
今後もJFEエンジニアリングは、環境に配慮した技術革新を続け、エネルギー効率の向上と持続可能性の両立を目指してまいります。お客様のニーズに応え、明るい未来へ向けた挑戦を続ける企業として、広告活動や情報発信にも力を入れていく所存です。関心をお持ちの方は、ぜひ今後の展開にご注目ください。