株式会社イグルーが新たに立ち上げたウェブメディア「VOYAPON」は、主に欧米圏からの訪日観光客向けに、日本の魅力を多角的に紹介することを目的としています。2016年2月8日の正式リリース以来、訪日外国人観光が増加する中で、特に欧米圏の観光客に焦点を当て、日本の隠れた魅力を広くアピールしていくことを目指しています。
昨今、日本を訪れる外国人の数は急激に増加しており、2020年には2,000万人から3,000万人を目標としています。このような背景から、東京や関西といった主要都市に訪れる外国人観光客が多く、宿泊施設の不足も深刻な問題になっています。それに対して、いかにして地方に足を運んでもらうかがキーポイントとなっています。
「VOYAPON」は、地域振興を図るために、外国人の視点から見た日本の文化や慣習などを紹介します。また、訪問者の滞在日数が長い欧米圏に注目し、旅行者が関心を持つような記事を英語で提供しています。すでにフランス語やスペイン語での情報発信も視野に入れ、多言語化を進める計画です。
興味深いことに、欧米圏の観光客は文化体験や歴史を重視する傾向があり、単なるショッピングだけにとどまりません。彼らは日本の地方にも興味を持ち、未だ知られていない多くの魅力を見いだそうとしています。そのため、地方の観光情報を適切に発信することで、観光の波及効果を生み出すことができます。
さらに、訪日外国人観光客の増加には大きな可能性があります。例えば、2014年にはイギリスからの訪日客数はわずか22万人でしたが、中国やタイに比べると圧倒的に少なく、今後さらなる増加が見込まれています。また、円安やスポーツイベント(ラグビーワールドカップや東京オリンピック)も追い風となるでしょう。これにより、欧米圏からの旅行者の数は確実に増えると予測されています。
「VOYAPON」では、実際に日本を旅行した外国人や、日本に住む外国人の体験を元に記事を作成し、リアルな情報を届けることに注力しています。不便さを感じる部分を解決するノウハウも発信し、ニッチな観光情報を提供することで、日本の魅力を発信していくつもりです。また、SEO対策や海外メディアとの連携を強化し、海外での検索表示の向上にも努めており、効果的に情報を届けるメディアとしての運営を目指しています。
始まったばかりの「VOYAPON」は、すでにFacebookファンページを開設し、その結果アメリカ、イギリス、カナダなど多くの国から注目を集めています。今後は、最高500万人のアクティブユーザーを目指し、訪日外国人のための世界No.1プラットフォームを構築していくとしています。
【会社概要】
- - 会社名:株式会社IGLOOO(イグルー)
- - 本社所在地:神奈川県鎌倉市小町2-14-7、かまくら春秋スクエア2階
- - 創業者:代表取締役CEO 小林令、副社長 池田愛香
- - 設立日:2015年12月7日
- - 事業内容:海外向けインターネットメディアの運営
- - 会社HP:iglooo.net