メタリアル・グループ、ホテルリゾート向け脱炭素AIエージェントを発表

メタリアル・グループが脱炭素対応のAIエージェントを発表

2023年8月18日、株式会社ロゼッタが開発した新しいホテルポートフォリオ向けのAIエージェント、『Metareal エコリゾート（Metareal ER）』がローンチされました。このサービスは、複数のホテルやリゾート施設を対象に、客室単価（RevPar）と省エネ補助金を同時に最適化し、改修にかかる投資の回収率を見える化するものです。

AI技術による新たな経営判断の形

Metareal ERは、各ホテルの経済性と脱炭素への貢献をトータルで評価します。これにより、企業は最短での投資回収を実現し、環境と財務の双方におけるインパクトを最大化することを目指しています。特に、これらの情報をヒートマップで視覚化することで、地域別の投資優先順位も明確になります。

開発の背景と課題解決

ホテル・リゾート業界には、多くの地域に跨る施設ごとに異なる補助金制度や気候条件が存在します。そのため、脱炭素の投資優先度を決定するのは難しく、従来のBMS（ビル管理システム）ではシングルサイトにしか対応できなかったことで、ポートフォリオ全体のROIを最適化することが困難でした。Metareal ERは、こうした課題をAIの力で乗り越えるべく設計されています。

特徴的な機能

1. 島別ヒートマップ
- RevParと補助金データを組み合わせ、地域ごとに改修ROIを視覚的に表示し、投資判断をサポートします。

2. ポートフォリオ最適化
- 線形整数計画に基づき、改修の順序を最小NPVで決定するため、効率の良い投資が可能になります。

3. 即時レポート作成
- ワンクリックでCSVやPPT形式の報告書を生成できるため、投資委員会やESG報告用の資料作成がスムーズに行えます。

このサービスは、リゾート運営企業のCEOやESG投資部門での利用が期待されています。これにより、企業の脱炭素戦略と投資効率を向上させることが可能です。

業界特化の生成AIシリーズの展開

メタリアル・グループは、AIコンサルティングにおいても進化を続けています。金融業界に特化した『Metareal DD』をはじめ、多様な業種向けの生成AIシリーズを今後展開し、各産業の現場での課題解決を支援していく方針です。特に「現場で使えるAI」を早期に導入し、その成功を掴むために、試行錯誤のプロセスを重視しています。

このように、メタリアルのAIコンサルティングは、専門性を重視しつつも、様々な業界のニーズに迅速に応える体制を築いています。

会社概要

メタリアル・グループは、あらゆる業種にカスタマイズしたAI開発を手がけ、法律や医薬、金融など2600分野に展開。業界内で高いシェアを誇っています。特にAI技術の進歩を取り入れた翻訳サービスと、現場で利用されるための迅速な実装が特徴です。

今後もグループとしての革新を持続し、各種業界におけるAI導入の成功を目指していくことでしょう。詳しくは、メタリアル・グループの公式ウェブサイトをご覧ください。