デイブレイク、農林水産省からの採択を受けて
デイブレイク株式会社は、2023年10月、農林水産省が公募した「令和6年度サプライチェーン連結強化緊急対策」に補助事業者として採択されました。本取り組みは、日本の食文化、特に冷凍寿司の輸出を強化し、国内外のサプライチェーンを効率的に連結することを目的としています。
「令和6年度サプライチェーン連結強化緊急対策」について
この制度は、製造から販売までの流通における効率化を図るもので、特に輸出市場での需要が高まる日本食に対する関心を反映しています。特に寿司は、世界中で人気のある日本食ですが、輸出には物流や流通面での課題が存在します。本制度は、これらの問題を解決するための具体的な実証実験に対して補助金を提供し、海外市場での国産食品の流通を促進します。
採択事業の目的と内容
採択された事業、「冷凍寿司の米国輸出のサプライチェーン構築」では、デイブレイクが国内製造した冷凍寿司を米国市場において安定的に流通・販売するための実証を行います。具体的には、物流・流通の課題解決を目指し、生産者から米国の流通業者までのコールドチェーンを整備する計画です。この取り組みにより、日本の食文化の価値を多くの人に届けると共に、米国の一般消費者への販路拡大も目指します。
事業の先進性と米国内市場開拓の期待が評価され、今回の採択に至りました。また、デイブレイクは、これまでに米国への冷凍寿司の輸出準備を進めており、そのノウハウや技術を本プロジェクトでさらに発展させる考えです。
補助金による具体的取り組み
デイブレイクは、今後この補助金を利用し、以下の具体的な取り組みを進める予定です。
1.
生産段階の実証:品質とコスト競争力を高めた大量ロット生産体制の構築。
2.
出荷段階の実証:輸出専用の包装技術の開発及び物流ネットワークの整備。
3.
流通段階の実証:米国の港から店頭までのコールドチェーンの確立。
4.
販売段階の実証:販売店におけるプロモーション活動及び現地パートナーとの連携による販路の開拓。
これらの取り組みにより、持続可能なサプライチェーンを実現し、日本の食文化を世界に広めることに寄与する予定です。
デイブレイクが誇る特殊冷凍機「アートロックフリーザー」
デイブレイクの代表的な製品「アートロックフリーザー」は、特殊な冷凍技術を用いて食品を凍結します。急速かつ均一に凍結することで、細胞損傷を減らし、旨味成分の流出を防ぎます。この冷凍機は、2021年の発売以来、約700社に導入され、多くの食品事業者から支持を得ています。デイブレイクは、今後もこの冷凍技術を活かして、強固な食品流通環境を築いていくでしょう。
デイブレイク株式会社について
デイブレイクは、「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」というミッションを掲え、2013年に設立されました。特殊冷凍機に特化し、食品業界のさまざまな課題解決に取り組んでいます。今後も、特殊冷凍のパイオニアとして成長を続けるでしょう。