Groqとエクイニクス、AI推論インフラをアジア太平洋に拡大
Groqとエクイニクスが手を組む
2025年11月17日、Tokyoのニュース。AI推論技術の先駆者Groqが、オーストラリア・シドニーにあるエクイニクスのデータセンターへの導入を通じて、アジア太平洋地域にAIインフラストラクチャを拡大することを発表しました。この提携により、企業や組織はGroqの低遅延で高性能なAI推論エンジンを活用可能になります。
高速のAI推論が実現
Groqは、シドニーに4.5MWのAI推論インフラを構築し、従来のGPUやハイパースケールなクラウドに比べ、最大5倍の速度で低コストのコンピューティング性能を実現しました。
企業や政府機関は、エクイニクスのソフトウェア定義型接続サービス「Equinix Fabric®」を利用することで、安全かつ迅速にデータを管理でき、はるかに効率的にAI推論を導入できます。また、厳しいデータ主権やコンプライアンスの要件を満たすこともできます。
アジア太平洋地域のAI市場の成長
IDCの最新レポートによると、アジア太平洋地域においてAIおよび生成AIへの投資額は、2028年までに1,100億米ドルに達すると予測されており、平均成長率は24%に上る見込みです。このため、Groqの технологиやエクイニクスのインフラを活用することで、AIワークロードの拡張が加速されるでしょう。
ステークホルダーのコメント
Canvaの共同創業者でCOOのクリフ・オブレヒト氏は「テクノロジーが人の創造性を加速させる新時代が来た」と述べ、オーストラリアにおけるAIとコンピューティング基盤の強化に対する意気込みを見せました。
GroqのCEOで創業者のジョナソン・ロス氏は「AIを構築するためのコンピュートリソースが不足している中で、オーストラリアからのアクセス拡大を始めることは重要なステップだ」と語りました。Groqのアジア太平洋地域ゼネラルマネージャー、スコット・アルビン氏も、「この地域は成長市場であり、高性能なAI推論を提供するための第一歩だ」と強調しました。
エクイニクス アジア太平洋プレジデントのサイラス・アダグラ氏は、「Groqがエクイニクスを選んだことを嬉しく思う。高性能なAI推論能力が身近で提供されることで、イノベーションが進み、地域のデータ主権への対応が可能になる」と述べました。
まとめ
この提携は、Groqの次世代AI推論技術が、エクイニクスのグローバルなインフラに接続されることを意味し、コスト効率を保ちながらAIワークロードを効率的に拡張できることを示しています。AIの可能性を引き出すための力強い一歩が踏み出されたと言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
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エクイニクス・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都港区赤坂9丁目7番2号 ミッドタウンイースト 8F
- 電話番号
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