コープみらいと済生会、乳児院建て替え支援の連携
生活協同組合コープみらい(埼玉県さいたま市)が、社会福祉法人恩賜財団済生会(東京都港区)の運営する『済生会川口乳児院』への支援として、2023年10月28日に寄付金100万円を贈呈しました。この寄付は、『インクルーシブ社会の実現に向けた連携協定』に基づくもので、今後も地域社会の支援活動に力を入れる姿勢を示しています。
済生会川口乳児院の重要性
『済生会川口乳児院』は1979年に開設され、築46年となる老朽化した施設の全面的な建て替えが必要とされています。新しい施設は2026年5月の完成を目指しており、乳児がより家庭に近い生活が送れるよう、安全性の高い環境が整えられます。
院長の八木橋克美氏は、「新施設では、職員が365日体制で幼い命を守り、温かい環境で生活できるよう設計されます。私たちの目標は、乳児たちの生活を家庭に近づけることです」と語り、新しい乳児院の重要性を訴えています。
コープみらいの取り組み
コープみらいは、寄付のみならず、『川口乳児院』の建て替えに向けたクラウドファンディングの周知にも取り組んでいます。具体的には、県内39店舗でのポスター掲示や主催イベント、広報誌での宣伝など、積極的な情報発信が行われています。これは、地域の人々に乳児院の目的や役割を知っていただく良い機会となっています。
代表理事の熊﨑伸氏は、「地域に不可欠な乳児院の役割を理解し、それを支持していただくことが重要です。寄付という具体的な支援に繋がったことを嬉しく思っており、クラウドファンディングを通じてさらなる協力を求めていきたい」と述べています。
多くの皆さまのご支援を
今後、コープみらいは引き続き地域の皆さまと共に、「誰ひとり取り残さない」社会を目指し、支援活動を展開していく考えです。また、乳児院の存在意義を広く周知し、ぜひとも温かい寄付をお願いしたいとしています。
今回の寄付金贈呈式には、コープみらいと済生会の関係者が集まり、今後の連携の重要性を再確認し、地域社会への貢献を強化する機会となりました。