金沢の新世代ジン受賞
2023-03-28 11:10:01

金沢の新たな地酒、Alembic Dry Gin HACHIBANが金賞受賞

金沢の誇る蒸留酒、Alembic Dry Gin HACHIBAN



金沢の大野町を拠点とする蒸留所、株式会社Alembicから生まれた"Alembic Dry Gin HACHIBAN"が、世界的に権威ある酒類品評会IWSC2023で金賞を受賞しました。この受賞は、新進気鋭の蒸留酒が国際的にも評価される良い例として、多くの人々の注目を集めています。

IWSCとは


IWSC(International Wine and Spirit Competition)は、1969年に創設された世界三大酒類コンペティションのひとつで、酒の品質や味覚を評価するための専門的な審査会です。今年のIWSC2023では、98カ国から4,100銘柄以上の蒸留酒がエントリーされ、約120人の専門家が厳正な審査を行い、金賞には379銘柄が選ばれました。これは全体の9%にあたる受賞率で、非常に名誉なことです。

Alembic Dry Gin HACHIBANの特長


Alembic Dry Gin HACHIBANは、8番目の試作レシピから名付けられたオリジナルのジンで、地域にこだわった8種類のボタニカルが使用されています。特に、霊峰白山から流れる湧水を使うことにより、地元の特性を生かしたユニークな風味が生まれています。特に注意すべきは、主成分のジュニパーベリーを通常よりも多く使用し、グレープフルーツのような爽やかな柑橘系の香味が魅力的に引き立っています。

製造の背景


中川俊彦代表は、受賞について「淡い期待を持ちつつもまさかこのような賞をいただけるとは思ってもみなかった」とコメントしています。十数年前からこの蒸留酒を作りたいという夢を温めていた中川氏ですが、金沢に移り住んでからは多くの人々に支えられ、昨年夏に念願の製造免許を取得し、2022年8月から本格的な製造が始まりました。

地域の歴史と文化を受け継ぐ


Alembic大野蒸留所は、北前船の歴史が色濃く残る大野町に、2019年に設立されました。この地は醤油や味噌の蔵が立ち並ぶ発酵食の街でもあり、地域の食文化や伝統を大切にしながら、新たな地酒を生み出しています。中川氏は、「飲む人も飲まない人も誰もが楽しめる時間や空間を提供したい」と語っており、文化の発展にも貢献していきたいと考えています。

まとめ


Alembic Dry Gin HACHIBANの受賞は、金沢の新たなアイコンとなる可能性を秘めた事例です。これからも私たちは地元の素材を生かした魅力的な飲料を提供し続け、より多くの人々に笑顔を届けていくことでしょう。ぜひ、この機会にAlembic Dry Gin HACHIBANを味わってみてください。

会社情報

会社名
株式会社Alembic
住所
石川県金沢市大野町4丁目ハ17
電話番号
076-256-0980

関連リンク

サードペディア百科事典: 石川県 金沢市 金沢 Alembic Dry Gin IWSC2023

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