アディッシュ株式会社が「parks」を導入しコミュニケーションが活性化
アディッシュ株式会社は、デジタルエコノミーに特化したカスタマーサクセス・ソリューションのプロバイダーとして知られています。主にスタートアップを対象に、カスタマーサクセスの設計や運用代行を行う同社ですが、近年、社内のコミュニケーションの課題に対処するため、新たに「parks」を導入しました。
導入の背景と課題
アディッシュでは、クライアント先に常駐する体制が一般的で、そのためにマネージャーとの接点はあるものの、他のメンバーとのコミュニケーションが不足しているという問題が生じていました。どのメンバーがどのような業務を担当しているのかの情報が不足しているため、ノウハウの共有が難しくなり、結果として帰属意識も薄れていくという現象が見受けられました。
このような課題に直面し、アディッシュは社内のつながりを強化するために「parks」の導入を決定しました。「parks」におけるキューブの特徴、すなわちメンバー同士で経験やスキル、個性を表すためのキューブを「送り合う」ことで、情報を可視化することが狙いです。
parks導入の効果
「parks」を導入した結果、特に定例会やランチ会などでメンバーがキューブを送り合うことにより、新たなコミュニケーションが生まれています。具体的には、parksのタイムライン上で「誰が誰にどのキューブを送ったのか」がリアルタイムで共有され、何気ない会話から意見交換ができる環境が整いました。このプロセスにより、メンバー同士のエンゲージメントが向上し、社内のつながりが強化されることが期待されています。
アディッシュの平田優氏は、parksのおかげで新しいコミュニケーションが生まれたと語っています。興味深いことに、個々のキューブが引き金となり、同社のメンバー同士でスポーツの話が盛り上がった事例もあり、キューブを活用することで多様な職種やバックグラウンドを持つメンバーとつながる機会が増えていることを実感しているとのことです。
今後の展望
今後、アディッシュでは、parksに登録されたスキルや過去の経験などを活用してプロジェクトのアサインを行い、商談の成功率を向上させるための取り組みも視野に入れています。コミュニケーションの活性化によって、業務効率も向上することが期待されるため、今後がますます楽しみです。
また、平田氏は、実際の業務において「イベントを開催してほしい」という依頼があった際に、「アディッシュの誰かがイベントを開催していた」と記憶していて、担当者を探すまでに苦労した経験を述べました。このような際に「イベントのプロ」としてparksでキューブを利用できていれば、スムーズに担当者を見つけ出せただろうという教訓が得られたようです。
会社情報
アディッシュ株式会社
- - 所在地:東京都品川区西五反田1-21-8 ヒューリック五反田山手通ビル6階
- - 代表者:代表取締役 江戸 浩樹
- - 設立:2014年10月1日(東証グロースコード:7093)
- - 事業内容:スタートアップの成長を支援し、情報社会を健全で心地よいものにすることを目指して各種サービスを提供。
株式会社Rond
- - 所在地:東京都港区南青山2丁目2番15号 Win AoyamaビルUCF6階
- - 代表者:代表取締役 豊永 悠馬
- - 設立:2021年7月2日
- - 事業内容:チームコラボレーションサービス「parks」を開発・提供。
このように、アディッシュ株式会社は「parks」の導入により社内コミュニケーションを戦略的に強化しつつあり、今後の発展が期待されています。