近畿大学病院が「アドバンス・ケア・プランニング」市民公開講座を開催
近畿大学病院(大阪府堺市)が、2025年12月12日(金)に「第5回アドバンス・ケア・プランニング市民公開講座」をオンラインで実施します。この講座は、将来、患者が受ける可能性のある医療やケアについて、自らの意思を家族や医療チームとともに考える体験を提供します。特に今回のテーマは「患者・患者家族がACP(人生会議)について思うこと」で、専門医が講演し、参加者の質問にリアルタイムで答えます。
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは
アドバンス・ケア・プランニングは、病状が悪化した際にどのような医療を受けたいかを考え、家族や医療者とコミュニケーションを図るプロセスです。この取り組みにより、患者本人の希望や価値観に合った医療を受けることが可能になります。近畿大学病院では、2019年にACP委員会を設立し、この重要性を普及するための活動を行ってきました。ACPは「人生会議」という名称でも広く知られています。
講座のプログラムと参加方法
今回の講座では、講師に聖隷三方原病院の森雅紀氏を迎え、患者や家族がACPについての理解を深める内容が展開されます。日常生活の中で話し合いの場を持つ重要性や、ACPを始める際に助けとなるポイントなどをわかりやすく解説します。
開催概要
- - 日時:2025年12月12日(金)19:00~20:00
- - 開催方法:オンラインにて
- - 対象:一般の方(参加無料、要事前予約)
- - 申込方法:
①
こちらのURLから申し込み
② メール(
[email protected])への申し込み(氏名を明記)
- - 主催:近畿大学病院アドバンス・ケア・プランニング委員会
- - 共催:近畿大学病院がんセンター
- - お問い合わせ先:
近畿大学病院アドバンス・ケア・プランニング委員会
TEL (072) 288-7222(内線1278)
講演内容と進行
講座は19:00に中川和彦委員長の挨拶でスタートし、続いて森雅紀氏による講演が行われます。講演後には参加者からの疑問や意見を受け付け、リアルタイムでの回答も行います。この講座は、患者やその家族が自らの医療に向き合うための貴重な機会となるでしょう。
地域の方々がACPについてもっと理解を深め、コミュニケーションを図る助けになることを願っています。近畿大学病院の取り組みを通じて、多くの人々が医療の未来を自ら考えるきっかけとなってほしいと思います。