TOSYSが新たに提供するMicrosoft Entraバックアップサービスの魅力

株式会社TOSYSが、Microsoft Entra IDやその管理ポータルのバックアップを行う新しいサービス「マネージド 365 クラウドバックアップサービス for Entra」の提供を発表しました。2025年2月26日に開始予定のこのサービスは、AvePoint Japanの「AvePoint Cloud Backup for Entra ID」を基盤とし、運用支援も盛り込まれています。

本サービスは、Microsoft Entra IDに登録したユーザーやグループ、アプリ情報の他、条件付きアクセスポリシーやIntuneのポリシー情報までもバックアップできるため、企業のセキュリティと業務の継続性を大きく向上させることができます。また、監査ログやサインインログの無期限保管が可能となるため、アクセス情報の保持や、万が一の誤設定やサイバー攻撃の際にも迅速に復元できる環境が確保されます。

特権ユーザーの認証方法が盗用されるケースや不正アクセスによるグループ情報の削除がある場合、企業の運営に深刻な影響を及ぼすリスクがあります。しかし、この「マネージド 365 クラウドバックアップサービス for Entra」を利用することによって、企業は重大なリスクを軽減し、セキュリティと円滑な業務運営を支えることが可能です。

主なサービスの特徴としては、Microsoft Entra IDのバックアップや管理ポータルのバックアップが含まれ、監査ログやサインインログの永続的保管がサポートされています。ユーザーはGUIを通じてシンプルな操作でバックアップやリストアを行える他、設定変更やデータのリストア操作については代行サービスも提供されますので、導入から運用まで幅広いサポートが期待できます。

サービス料金は、初期料金が100,000円（税込み）で、月額料金は230円（ユーザーあたり）となっています。

AvePoint Japanの代表取締役塩光献氏は、新サービスの発表に際して、TOSYSの取り組みを評価し、このサービスによって多くの企業がMicrosoft Entra IDおよびその管理ポータルの保護を確立し、Microsoft 365の安全な活用が進むことを願っているとコメントしています。

TOSYSは2006年から「Livestyle」ブランドの下でクラウドサービスを提供してきました。現在、200社以上の国内企業にマネジメントサービスを展開しており、Microsoftと提携することでさらなる成長を目指しています。また、2022年には「Microsoft Base Nagano」を開設し、テクノロジーの学習・課題解決の場を提供しています。

一方、AvePointはMicrosoft 365に特化したデータの移行、管理、保護、およびバックアップを行うフルスイートSaaSソリューションを提供し、全世界で21,000社以上の顧客に利用されています。AvePointは、6回にわたりGlobal Microsoft Partner of the Yearを受賞しており、クラウドユーザーに対する信頼性の高いサービスを展開しています。

「マネージド 365 クラウドバックアップサービス for Entra」によるセキュリティ強化と業務の効率化は、これからの企業のITインフラに必要不可欠な要素になることでしょう。特に、サイバー攻撃や内部からの脅威が増加する現代において、このサービスがどのように企業を救うか、期待が高まります。