珠洲市の防災対策
2025-08-27 12:14:16

石川県珠洲市での新たな防災対策、全公立小学校児童に見守り端末提供開始

災害対策の新たな一歩、珠洲市の取り組み



石川県珠洲市は、全公立小学校に通う児童に対し災害時の見守り端末「DRS(ダイレクト・レスキュー・システム)」を配布し、本格的な運用を開始しました。この取り組みは、地域の安全を守るための新しい防災策の一環として位置づけられています。

DRSの正式導入の背景



このプロジェクトは、AUTHENTIC JAPAN株式会社が提供するDRSを使った見守りシステムが、昨年7月から12月にかけて珠洲市に26台寄贈されたことから始まりました。この機器の効果が評価された結果、珠洲市の小学校(8校)全てでの導入が決定されたのです。2025年の2月には市役所で目録贈呈式が行われ、泉谷満寿裕市長をはじめとする関係者が参加し、地域の防災強化への期待が高まりました。

DRSの機能と構造



DRSは、ココヘリという17万人が利用する山岳捜索サービスで培った技術を活用し、街中における捜索用途に特化した製品です。この端末は専用電波、GPS、Bluetoothの3種類の信号を発信し、移動中の児童の位置を正確に特定できます。特に、最後の0センチまでの位置特定が可能で、その情報はスマートフォンで確認できるため、保護者や教師がリアルタイムで位置を把握することができます。

また、DRS発信機は約5センチ四方のコンパクトなサイズで、重さは約45グラム。IP68等級の防水・防塵性能を持ち、条件を満たせば最大水深10メートルで30分間の使用が可能です。これにより、さまざまな環境において安心して利用できる機器となっています。フル充電の場合、GPS位置情報を送信した際には約2週間、探索用電波を発信する際には約2〜3ヵ月の稼働が可能です。

珠洲市の地域防災への貢献



珠洲市の公立小学校におけるDRS導入は、地方自治体が主導する最先端の見守り及び避難支援体制の構築の一例です。地域内で災害が発生した場合に、迅速に児童の居場所を把握できることで、保護者や教師が安心して対応できる環境が整います。

AUTHENTIC JAPAN株式会社は、今後も地方自治体や教育機関と連携し、社会の防災インフラの向上を目指して取り組みを進めていく方針です。 今回の取り組みが成功することで、他の地域にも広がっていく可能性が高まります。

会社概要



AUTHENTIC JAPAN株式会社は、福岡県福岡市を本社に持ち、代表取締役社長は久我一総氏です。主に山岳捜索サービス「ココヘリ」を展開しており、地域に根ざしたサービスの提供に注力しています。

公式サイト: AUTHENTIC JAPAN株式会社

このようなサービスの拡充が地域の安全を守る一助となることは間違いありません。


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会社情報

会社名
AUTHENTIC JAPAN株式会社
住所
福岡県福岡市中央区赤坂1-6-15 日新ビル4F
電話番号
0120-131-126

関連リンク

サードペディア百科事典: 石川県 珠洲市 AUTHENTIC JAPAN DRS

Wiki3: 石川県 珠洲市 AUTHENTIC JAPAN DRS

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