JTG証券、初の米国個別株おまかせ運用サービスを開始
2025年2月13日、JTG証券は、株式会社スマートプラスによる投資一任プラットフォーム「Digital Wealth Manager(DWM)」を活用した新しいサービス「WEALTH GROWTH」を提供開始することを発表しました。このサービスは、個人投資家向けの米国個別株投資のためのアクティブ運用型プラットフォームとなり、国内業界初の試みです。
業界に新たな風を吹き込む「WEALTH GROWTH」
「WEALTH GROWTH」は、成長株を組み込んだポートフォリオを提供し、市場の平均を上回るリターンを目指すサービスです。インデックス運用とは異なり、独自の運用戦略を採用することで、富裕層の多様なニーズに応えるものです。「WEALTH GROWTH」は、顧客がアクティブ運用の恩恵を受けられるよう設計されています。
「WEALTH GROWTH」の運用は、スマートプラスが提供する既存の日本株投資サービス「Wealth Wing」の運用手法を参考にしています。個別銘柄の特性に注目し、マルチファクター投資戦略を採用しており、高いパフォーマンス実績を誇っています。過去のサービスでは、2020年から2024年末にかけて累積リターンが93.1%を達成しました。
今までのプライベートバンキングサービスの進化
JTG証券は、これまで「海外投資のJTG証券」として、幅広い米ドル建て商品や新興国投資商品を通じて多様な投資機会を提供してきました。特に富裕層向けのプライベートバンキングサービスも展開しており、「WEALTH GROWTH」の導入は、さらに個人投資家に向けた新しい優れた金融サービスの拡充となります。これは、富裕層の資産運用ニーズに応える重要な一歩です。
プラットフォームに「DWM」を選定した理由
「DWM」は、仲介業者が特自のデジタルラップサービスを迅速に提供できるよう設計されています。JTG証券がこのプラットフォームを選ぶに至った理由は、開発の迅速さや独自ブランドでの提供が可能であり、高度な運用戦略の採用ができることなど、様々な要件に対して適合しているためです。
様々な運用オプション
「WEALTH GROWTH」では、お客様が自分のリスク許容度や市場の見通しに基づいて運用コースを変更できる柔軟な運用体制を採用しています。運用コースには、大型株と中小型株を組み合わせた複数のポートフォリオが用意されており、個別投資の選択肢が広がります。これは、多様なニーズに応えるための重要な要素です。
今後の展望
JTG証券は、今後「WEALTH GROWTH」を富裕層向け資産運用の中核サービスとして位置付け、1年間で40億円、3年間で200億円の預り残高を見込んでいます。この取り組みを通じて、個人投資家の資産形成をサポートする姿勢を拡大していく考えです。金融業界において、顧客の期待に応える新しい金融サービスを提供し続けることに注力していきます。
以上が、JTG証券が提供を開始した個人向け米国個別株おまかせ運用サービス「WEALTH GROWTH」についての詳細です。今後このサービスがどのように進化し、個人投資家にどのような影響を及ぼすのか非常に注目されます。