まなびぱれっとの新規事業、文科省のプラットフォームに選出
教育の未来を担う一般社団法人まなびぱれっとは、東京都港区に本拠を置き、新たな空間設計の伴走事業を始めました。この取り組みが文部科学省の「CO-SHA Platform」に採用され、注目を集めています。特にこのプラットフォームは、小中学校の設置者や教職員と共に新しい学びの場を創り出すことを目的としています。
CO-SHA Platformとは
「CO-SHA Platform」とは、共創(CO-creation)、アイデアの共有(Sharing ideas)、そして「校舎」を結びつけた次世代の教育環境づくりを目指しています。このプラットフォームでは、教育施設の整備や活用を支援し、教育の質を向上させるためのさまざまな取り組みがなされています。
空間設計の事例
まなびぱれっとが実施した事例の一つとして、東京都板橋区に位置する板橋第十小学校でのプロジェクトがあります。ここでは、学年ごとに設けられた「オープンスペース」の空間設計を行いました。このスペースは、児童が主体的かつ能動的に学ぶことを促すために作られましたが、学校側には空間設計の専門的な知識が不足していました。
まなびぱれっとでは、教員へのインタビューや教育の専門家との意見交換を通じて、各学年に適した空間設計を施しました。これにより、コミュニティマネジメントの理論を生かした教員向けのワークショップも開催し、オープンスペースを上手に使用するためのノウハウを提供しました。
学年ごとの空間設計の成果
板橋区立板橋第十小学校では、以下の学年に応じた空間コンセプトが策定され、実際に運用されています。
- - 1年生:「必要に応じて効果的に使える場」
- - 2年生:「子どもが自分で学び方を選択する」
- - 3年生:「発表×創造」
- - 4年生:「創造を重視」
- - 5年生:「対話の場」
- - 6年生:「対話と集中」
このプロジェクトの成果は、2024年2月5日に行われたCO-SHA Platformの第3回ミートアップイベントで発表され、参加者から高い評価を受けました。特に、ワークショップを通じて生まれた学年ごとのオープンスペースのイメージが、参加者の関心を引きました。
今後の展開
まなびぱれっとは、板橋区立板橋第十小学校での成功を基に、他の学校への展開を計画しています。定期的な効果検証やデータ収集を行うことで、日本全国の教育現場に新たな価値を提供することを目指しています。また、コミュニティマネジメントのスクール事業を通じ、学校での空間設計の専門家を育てる仕組みも構築していく予定です。
公式情報・お問い合わせ
まなびぱれっとの公式情報は以下のリンクからご覧いただけます。
教育の未来を創出する新たな挑戦に、ぜひご注目ください。