若手社員のキャリア意識
2024-10-18 11:30:18

大企業若手社員のキャリア意識:副業希望者が約7割に達する驚きの調査結果

大企業若手社員向けキャリア形成意識調査



公益財団法人産業雇用安定センターが実施した「大企業で働く若手・中堅社員のキャリア形成に関する意識調査」によって、若手社員のキャリア形成に対する考え方が浮き彫りになりました。この調査は2024年7月に行われ、26~35歳の若手社員800人を対象に、WEB調査の形で実施されました。調査結果によれば、約7割が副業・兼業を経験したいと回答したほか、約6割が他社での人事交流を希望しているという結果が出ています。

調査概要


調査は、株式会社の従業員300人以上の企業に勤務する若手・中堅社員を対象とし、主に以下の項目が検討されました。
  • - 転職に対する考え方
  • - 希望する働き方
  • - 人材育成メニューの希望

転職や働き方に対する意識


調査結果の中で、今の会社に定年までいたいと答えたのは51.4%、他社に転職したいと考えるのは42.4%、起業を希望する人は3.6%でした。年齢別にみると、26-30歳層では定年まで働きたいという意見と転職を希望する意見がほぼ同率でしたが、31-35歳層では定年までの希望が高まりました。全体としては、昇進に関してはあまりこだわらずに働きたいと考える人が49.4%と最も多い結果となりました。

希望する人材育成メニュー


また、キャリアアップのために企業にあってほしい人材育成メニューに対する意識も重要なポイントです。
  • - 資格取得支援を求める声が72.4%と高い割合を示しており、次いで副業・兼業の推奨が63.9%、グループ外の企業との人事交流を求める声が55.4%となっています。大学院への就学支援や留学制度に対する希望は比較的少なく、46.4%と42.5%にとどまりました。

副業・兼業への意欲


副業・兼業については、約7割が経験したいと回答しており、その内容は「積極的に経験したい」が36.9%、さらに希望する企業や部署であれば経験したいとする意見は32.9%でした。これは、若手社員のキャリア形成において副業が重要な要素であることを示しています。

他社で働くことへの関心


グループ外企業との人事交流に関しても約6割が他社で働きたいと回答しており、そのうち21.3%は積極的に希望したい意向を示しています。職種別に見ても、事務職が62.1%と高い割合を持っていることが分かりました。

結論


この調査結果は、若手・中堅社員のキャリア形成に対する意識が変化し、柔軟な働き方を求めていることを示しています。企業はこの結果を踏まえ、より良い人材育成の取り組みを進めていくことが求められています。今後の企業経営や人事施策において、このような意識調査は大変貴重な情報となることでしょう。


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