ハノイ大学での日本語朗読会の重要性
2024年10月26日、ベトナムのハノイ市にあるハノイ大学で行われる「ベトナム日本語朗読会」は、言語教育の新しい可能性を示す素晴らしい機会です。このイベントは、明光ネットワークジャパン、ハノイ大学、そしてMEIKO NETWORK VIETNAMの協力によって実現し、2度目の共同開催となります。
朗読会の概要
この朗読会は「勇気」をテーマにした日本の昔話を、日本語を学び続けるベトナム人の参加者が朗読するコンテストです。小学生から社会人まで、さまざまな世代の人たちが参加できるこのイベントに、2024年には206名もの応募者が予選にエントリーしました。朗読は一般的なスピーチコンテストとは異なり、読み手の声色や表現力、感情のこもった表現を総合的に評価します。
参加者と決勝大会の流れ
2024年8月の予選を通過した15名の参加者が、決勝大会で朗読を披露します。優勝者には日本への短期研修旅行のチャンスが与えられるため、競技者たちはその期待を胸にプレッシャーと闘いながら練習を重ねています。この大会は、日本語教育の成果を発表する大切な機会であり、参加者にとっての貴重な財産にもなります。
日本語教育の支援活動
明光ネットワークジャパンは、日本語教育を通じてベトナムの人々と強固な関係を築いている企業として知られています。経済連携協定に基づき、ベトナム人の看護師や介護福祉士候補者に対する日本語研修事業を海外から支援し、これまでに多くの人材を日本へ送り出しています。その結果、日本語能力試験において90%の合格率を達成しました。
明光ネットワークジャパンのビジョン
明光ネットワークジャパンは、今後も教育を通じた人材育成に力を入れていく方針です。MIKO NETWORK VIETNAMと連携し、日本で就労を目指すベトナム人へのキャリアサポートを行うとともに、外国人人材紹介や日本語教育「明光キャリアパートナーズ」など、教育の幅をさらに広げる取り組みを進めています。
ハノイ大学との提携
ハノイ大学は、ベトナムにおける外国語教育の先端を行く存在で、1973年から長きにわたり日本語教育を行っています。大学の日本語学部からは、これまでに多くの卒業生が日越両国の架け橋として活躍しており、明光ネットワークジャパンとの協力関係が、日本国内における人材育成において重要な役割を果たしています。
このように、ハノイ大学で開催される「ベトナム日本語朗読会」は、ただの朗読コンテストに留まらず、異文化理解や国際交流を促進し、教育の力を再確認する場ともなるのです。今後の展開にも注目です。